ルビと子ねこのワルツ (本屋さんのルビねこ)

  • 理論社
4.04
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本棚登録 : 157
感想 : 11
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  • 本 ・本 (132ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652204313

作品紹介・あらすじ

〈本屋 本の木〉のかたすみで、本に積もったほこりから生まれた子ねこのルビ。ここのところ毎日、お気に入りの本を読みにきていた黒ねこのマック・ロウが急に姿を見せなくなったのは、なぜ? 心配になったルビは、マック・ロウが看板ねこをつとめるカフェ〈月の庭〉を訪れます。すると、思いがけず、すてきなことが! ━━この港町にやってきたばかりの“海賊”との出会い、はじめて目にする大きな楽器、奏でられる美しいメロディ。つい踊りだしたくなっちゃうよ! 思いきって、一歩、二歩、と足を踏みだせば、世界は豊かに広がっていきます。「本屋さんのルビねこ」シリーズ第4弾です!

感想・レビュー・書評

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  • 本屋さんのルビねこシリーズ4作目。
    ちっちゃかったルビが少しづつ大きくなって、色んな事に挑戦する姿がとても愛おしいシリーズ。
    今回は、近所のカフェの看板ねこ、マック・ロゥとの物語。
    海賊の本に夢中になるマック・ロゥの姿に、子供の頃、本に夢中で、他のことやらなくて、よく怒られていたことを思い出す。本好きさんたちはきっとみんな経験してるだろうけど。
    今になって分かるのは、あれは子供ならではの集中力だったんだなぁ、と。

    そんな昔の自分を懐かしく思い出しながら最後まで優しい気持ちで読み終えた。
    ルビの成長をこのまま見守りたい。

  • ルビが本棚の上に登れるようになったり、猫としての成長を感じられた1冊だった。
    もう子猫なんて呼べないのではないだろうか
    ピアノの音色に合わせて猫が踊るシーンもあってとても魅力的だった。

  • 今回も看板ネコについての周りの意見に落ち込んだり、マック・ロウに嫉妬?したりと時に悩み時に立ち止まりって感じはあるけど、必ず前を向いて成長していくのが誇らしいなって。
    とにかくマック・ロウが可愛く愛おしい1冊ฅ(*‎´꒳`*ฅ‪)ꪆ‬

  • ルビと子ねこのワルツは続編でマックロウはカフェのネコで読みかけの本をこなくて心配しているルビがかわいい話でした。

  • 本 息子8歳7ヶ月
    息子が喜びそうな本を図書館から借りてきて読み聞かせ…最近は息子が一人で読みます。作品によってはボリュームたっぷりでも読む。母はサミシイ。

    〈親〉
    絵が好き ◯
    内容が好き ◯

    〈子〉
    読んだ◯
    何度も読む(お気に入り)
    その他

    息子一読。

    カラダはまだまだ小さいけれど、高いところまでジャンプできるようになったり、じぶんより強そうなネコたちに、ひるまず立ち向かったりと、成長著しい。

    楽譜=音楽がいっぱい詰まった本

    登場人物が増えてきたなあ。

  • ↓貸出状況確認はこちら↓
    https://opac2.lib.nara-wu.ac.jp/webopac/BB00282434

  • ルビねこシリーズの4作目。

    今回は黒ねこ、マック・ロウの話。

    毎回思うのですが、この話の町って素敵ですよね。
    海が近くて、看板ねこがいる店がたくさんあって…。
    マック・ロウがいる喫茶店「月の庭」。
    こんなお店が近所にあったら毎日通ってしまいそうです。

  • 本に積もったほこりから生まれた小さな小さなねこ、ルビ
    〈本屋 本の木〉を営むモシモさんとなかよく暮らしています

    このところ朝いちばんにやってくるのは、黒ねこのマック・ロウ
    ソファに腰かけ、海賊が登場する冒険物語をひたすら読みふけっています

    けれど、そのマック・ロウがお店に来なくなってしまいました

    〈友達なのに──友達のはずなのに、どうして、ぼくにはマック・ロウの気持ちがわからないんだろう。〉

    心配になったルビは、マック・ロウの暮らすカフェ〈月の庭〉に行ってみることにしました

    そこでルビが出会ったのは……

    野中柊がつむぐやさしく繊細なことばたち
    松本圭以子が心をこめて描く愛らしいねこたち

    心にすっとしみこんでくるうっとりするほどすてきな「本屋さんのルビねこ」シリーズの4冊目、2021年6月刊

    既刊5冊
    子どもたちにぜひ届けたい物語

  • 楽しい本でした。

  • 子ねこのワルツ。
    私も聴いてみたい。
    ミドリさんのピアノ、素敵だろうな。
    海賊に憧れる猫たち、なんて可愛いのだろう。
    マック・ロウが本の木に来なくなった理由。
    そうだったのね。よかったー。
    ルビったら、そんないたずらしてモシモさんを脅かしたらだめよw
    猫と人と、三日月に照らされた海。
    美しい絵画のようなラストシーン。

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著者プロフィール

野中 柊(のなか ひいらぎ)
1964年生まれ。立教大学卒業後、ニューヨーク州在住中の1991年に「ヨモギ・アイス」で海燕新人文学賞を受賞して作家デビュー。小説に『ヨモギ・アイス』『小春日和』、『銀の糸』、『公園通りのクロエ』、『波止場にて』『猫をおくる』など、エッセイ集に『きらめくジャンクフード』など、童話に「パンダのポンポン」シリーズ既10巻(長崎訓子 絵)、『ようこそ ぼくのおともだち』(寺田順三 絵)、「本屋さんのルビねこ」シリーズ既2巻(松本圭以子 絵)、絵本に『赤い実かがやく』(松本圭以子 絵)など著書多数。『すてきなおうち』(マーガレット・ワイズ・ブラウン 作/J.P.ミラー 絵)など翻訳も手がける。

「2020年 『紙ひこうき、きみへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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