さよならのたからばこ

著者 :
  • 理論社
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本棚登録 : 45
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (63ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784652204337

作品紹介・あらすじ

小学二年の美波(みなみ)は明日島から東京にひっこします。お別れ会に来なかった洋生(ようせい)にばったり会い、二人でひとさがしをすることになりました。いつも遊んでいた友だちとさよならするための大事な一日をえがきます。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公が東京へ引っ越す前日の南の島の1日の物語。たいせつなたからものをぎゅっとたからばこにとじこめて。

  • 標題紙をめくって現れた、青い空と海辺に広がる町並みに、もう心を掴まれている。穏やかな気持ちにさせてくれる。こういう景色に憧れを抱いているのかも。

    美波が東京へ引っ越す前日、島で過ごす最後の一日。きらきら子どもが思い描く、たくさんの人やビル、お店―――うっとりするような都会への憧れが微笑ましい。

    二度と島に戻ってくることはないと思い至って、途端に沸き起こる拒絶の気持ちもよくわかる。自分の世界がひっくり返る恐怖は、どうしたって消せないもの。

    唯一おわかれ会にこなかった仲良しの洋生と、ジョゼフィーヌ探しへ。一緒にいられる最後の一日なのに、いつもと何も変わらない。にわとりの太郎、道端で見つけたお星さまのような石、はるおばあちゃんちの愛犬シロ、屋上もとい洋生の家の倉庫上で食べるアイスキャンディ。

    明日の飛行機について言及する洋生が、ちゃんと美波のことを考えているんだとわかって、美波と同じく心が温かくなる。美波が島での日々を大切に思う気持ちも、島のみんなの美波への思いもどちらもじんわりしみ込んできて、心地よかった。

  • 南の島、転校前の1日、友達とのわかれ。しんみりしすぎず、でもいろんな宝物を感じていくのがよかった。

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著者プロフィール

1961年、東京都生まれ。1986年『A day』(アリス館)でデビュー。2000年『トゥインクル』(小峰書房)で第40回児童文学者協会賞受賞。2015年『クリオネのしっぽ』(講談社)で第30回坪田譲治文学賞受賞。作品に『あらしのよるのばんごはん』『いちばん星、みっけ! ミナモとキースケのたからさがし』(ともにポプラ社)『蒼とイルカと彫刻家』(佼成出版社)『レイナが島にやってきた!』(理論社)など多数。現在、鹿児島県の沖永良部島に在住。

「2021年 『さよならのたからばこ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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