リンボウ先生のなるほど古典はおもしろい! (世界をカエル10代からの羅針盤)

  • 理論社 (2023年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (232ページ) / ISBN・EAN: 9784652205419

作品紹介・あらすじ

古典文学は外国語ではない。私たちの母語である日本語の、ちょっと昔ふうの文章だ。だから、ゆっくり読んでみると理解できることは多い。日本文学の根ともいえる「うた」は、声に出して詠唱してみよう。サラッと黙読しただけでは味わえない情景が、心の中に浮かんでくるだろう。この本では、土佐日記、伊勢物語、平家物語、枕草子、徒然草、風姿花伝、そして源氏物語など、古典を読むための、楽しいポイントをたくさん教えてくれる。むずかしい「古典」の授業が、一気に面白くなる一冊。  

感想・レビュー・書評

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  • 古典の奥深さに必要なのは、現代にはないゆっくりとした時間の流れの中歌うように読むことが(歌い上げること)

  • 91.023/ハ

  • 古典は学校の授業だけで終わらせてはいけない、というのは常々思っている。この本では和歌から風姿花伝まで、学校の授業で取り上げられることの多い作品を取り上げ、その魅力を解説している。古典が苦手な高校生に入門書としては最適かと思うけど、江戸時代の作品も取り上げられるともっとよかった。しかし林望先生のご専門の著書は初めて読んだかもしれない。

  • 古典がとても身近に感じられました。

  • 古典とはなにか

    面白いなと思った。取っ付き難い印象の古典。昼休みの後の古典の授業は内容も然り担当教員の声然り、眠りに誘われるもの。文法の解説をされ、定期テスト対策、入試対策の印象だけが残っていた古典の授業。実際に学生の頃こんな教え方をされたらまた変わっていたんじゃないかと心から思った。

  • 伊勢物語、源氏物語、平家物語、枕草子などの古典の内容紹介と、筆者の思う楽しみ方などが書かれている。

    和歌などは声を出して読む(うたう)のが基本であり、目だけで読むのと味わいが違ってくるという。ゆっくりとしたテンポでうたわれることで、情景が思い浮かぶことが腑に落ちた。学校のテストに出るため、名前しか知らなかった土佐日記の二重の裏返し構造の話も興味深かった。

    面白さを説明するのに、原文と現代語訳を紹介しているが、
    原文を読むと主語がよくわからなかったりするので、どうしても、すっ飛ばして、現代語訳を読んでしまう・・。

  • 古典の読み方を教えてくれる本。自分の和歌の味わい方を変えてくれました!

  • 古典の楽しさを教えてくれる本。訳は読みやすく親しみがもてるが、YA世代には少し難しい?大人が古典を振り返って楽しむには、最適。

  • 日本人の心の内には、いつも朗らかな笑いの種が詰まっているのである――という一文に、はっとさせられる。
    古典が読みつがれているのは、普遍的な共感がそこにあるからだ。
    炎上だのなんだのが蔓延し、世知辛さが肌を刺す現在と、一番違う生活背景は、住環境ではないかと思う。ある意味逃げ場のない長屋暮らしを円滑にする知恵の最たるものが、その朗らかさだったのではないか。
    この本は、古典を噛み砕いて身近なものにしてくれる。ただ愉しむもよし。生き辛さのヒントを探すのもよし。
    そうは言っても、自ら進んでこの本を手に取るのは、既に古典に興味がある人だろう。いっそのこと、高校古典の副読本として、基礎教養の一つになるとよいのにと思う。

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著者プロフィール

1949年東京生まれ。作家・国文学者。慶應義塾大学文学部卒業・同大学院博士課程満期退学(国文学)。東横学園女子短期大学助教授、ケンブリッジ大学客員教授、東京藝術大学助教授等を歴任。『イギリスはおいしい』(平凡社/文春文庫)で日本エッセイスト・クラブ賞、『ケンブリッジ大学所蔵和漢古書総合目録』(P・コーニツキと共著、ケンブリッジ大学出版)で国際交流奨励賞、『林望のイギリス観察辞典』(平凡社)で講談社エッセイ賞受賞。『謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社)で毎日出版文化賞特別賞受賞、後に『(改訂新修)謹訳源氏物語』(全十巻、祥伝社文庫)。『恋の歌、恋の物語』(岩波ジュニア新書)、『往生の物語』(集英社新書)、『枕草子の楽しみかた』(祥伝社新書)等、古典評解書を多く執筆。学術論文、エッセイ、小説のほか、歌曲の詩作、能評論等も多数手がける。近著に『結局、人生最後に残る趣味は何か』『和歌でたどる女たちの恋心』(いずれも草思社)、『節約を楽しむ』(朝日新書)がある。

「2025年 『古往今来 忘れられた名著を味わう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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