ウィルキー・コリンズ傑作選〈Vol.2〉

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  • Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784653036227

作品紹介・あらすじ

世間体を重んじる父に勘当されたフランクは借金を重ねて獄中の人となり、出所後は絵筆で怪しい生計を立てる。そして一目惚れの甘美な初恋はまたまた人生の裏街道へと彼を導いていく。(『ならず者の一生』)名うての悪女ナローナ伯爵夫人は財産目当てでウェストウィック卿と再婚するが、卿のかつての婚約者アグネスを一目見た彼女は自分がこの無邪気な女性によって裁きを受ける運命にあるという妄想に取り憑かれる。(『幽霊ホテル』)ユーモラスで軽快なピカレスクロマン、ヴェネツィアのホテルを舞台にした幽霊譚の二編を収録。

感想・レビュー・書評

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  • 好きな作家なので図書館で見てとびついたけれど、積ん読状態が続く。

  • 『ならず者の一生』
    家柄は良いが金のない家に生まれた男。漫画家や絵画の贋作作成などの仕事を続けていく。義兄であるバタベリー氏が男の叔母であるレディーモンキショーの遺産を目当てに接近。道端で出会った女性アリシアに恋した男。彼女の父親ダルシファー医師の行う実験の秘密。

    『幽霊ホテル』
    モントバリー卿との婚約を破棄されたアグネス・ロックウッド。評判の悪いナローナ伯爵夫人とモントバリー卿の結婚。結婚に反対しアグネスを愛する卿の弟ヘンリー。ヴェネチア滞在中に死んだモントバリー卿。消えた旅行従者のフェラリー。フェラリーの妻に相談を受けたアグネスとヘンリーの調査。ヴェネチアのホテルに集まるモントバリー卿一族とアグネス。

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著者プロフィール

1824年ロンドン生まれ。法律家修業を経て、20代後半から作家活動に入る。30代半ばで発表した『白衣の女』によって一躍脚光を浴び、1860年代に大流行したセンセーション小説の礎を築いた。代表作は、『白衣の女』の他、『ノー・ネーム』『月長石』などで、後者は世界最初の長篇推理小説としても有名。1889年没。

「2018年 『ヴィクトリア朝怪異譚』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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