イスラームの東・中華の西 七~八世紀の中央アジアを巡って (京大人文研東方学叢書 13)

  • 臨川書店 (2022年4月4日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (270ページ) / ISBN・EAN: 9784653045236

作品紹介・あらすじ

玄奘の出立から慧超の旅を経て、悟空の帰京まで――
その勢力を西へ拡大した唐と、東へ伸長したアラブ・ムスリム。最新の考古学、貨幣学、言語学史料の研究成果を手がかりに、7-8世紀中央アジアにおける東西ユーラシアの衝突・交流・融合の歴史を描き出す。舞台はパミールの西、境界を越えて旅した者達の足跡を追う!


【目 次】

プロローグ―玄奘の出立―

第一部 七世紀中葉
第一章 六六一年 西域十六都督府
一 アフガニスタンという場所 / 二 西方に関する漢籍情報 / 三 唐の西域支配体制の再編
第二章 六六六年 東部アフガニスタンのハラジュの王国
一 「イランのフン」の活動 / 二 突厥勢力の登場 / 三 ハラジュ族 / 四 カーブル王フロム・ケサル / 五 その後のハラジュ族

インターミッション―慧超の旅―
一 パミール以東突厥のその後 / 二 パミール以西アラブ・ムスリムの中央アジア征服 / 三 慧超『往五天竺国伝』

第二部 八世紀中葉
第三章 七五一年 タラス河畔の戦いと悟空の旅
一 アッバース革命 / 二 唐と吐蕃 / 三 タラス河畔の戦い / 四 悟空の旅
第四章 七五七年 安史の乱時に入唐した大食
一 安史の乱 / 二 アッバース朝東方領域 / 三 アッバース革命の後 / 四 難民と傭兵

エピローグ―悟空の帰還―

もう少し学びたい人のために―参考文献解題

あとがき / 図版出典一覧 / 索引

感想・レビュー・書評

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  • 玄奘三蔵のルート
    慧超のルート
    ○○のルート

  •  7〜8世紀の中央アジア。個別の詳細な事実関係はとても頭に入らないが、民族がかなり入り乱れていたのが分かる。国境という概念があったのかも疑わしい。唐の都督府は現在のアフガニスタン領域まで及んでおり、また実際には現地の王国に統治させていた。逆向きには、ソグド人や大食といった異民族の入唐もある。
     また、イスラームの発祥は7世紀初頭だが、ウマイヤ朝、アッバース朝と、短期間のうちに東方にも勢力を伸ばしていたことが分かる。
     なお、タラス河畔の戦いは、東西スーパーパワーの大会戦だったとの従来の見解のほか、実はたまたまの偶発的衝突だったとの見解もあるとのこと。

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