村上春樹の動物誌 (早稲田新書)

著者 :
  • 早稲田大学出版部
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784657200143

作品紹介・あらすじ

村上春樹氏のインタビューを所収!
日本記者クラブ賞に輝いた文芸記者の著者が、動物を手がかりに村上文学の森に深く分け入る デビュー作の『風の歌を聴け』から『猫を棄てる』までを貫く核心のテーマとは―。 好評を博した新聞連載記事を大幅加筆した待望の決定版!

感想・レビュー・書評

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  • ヒツジと近代に関する考察など一部に「へー」はあるが、他はおおむねタイトル通りでまさに「動物誌」。一つ一つが短いので、もっと掘り下げてもらいたかった。と感じていたところ、あとがきを読むと新聞の連載をまとめたものだという。

    これまでの経験として、新聞の記事を書籍化して、成功するのは難しいと思う。賞味期限、読者層、文体などの方向性が異なるからだ。

  • 螢=魂=直子=ノルウェイの森=緑色⇔赤色=緑 村上自身が装丁
     死(緑)は生(赤)の対極ではなく、その一部として存在している。
     村上作品は生と死の世界がとても近い。

    心の力=主人公
     自分の本当の心を見つけ出せれば、それが世界を新しく作り直す力を秘めている

    ふかえり=村上
     文字で書く言葉=完全だが固定されて動きのない ではなく、
     語る言葉=不完全だが動きに満ちたカンガルーのような話し言葉

    羊男=ヒーロー
     戦争忌避者 羊=近代日本を象徴

    カフカ=カラス
     一人ぼっちの魂
     鵲(カササギ)スズメ目カラス科
     柔軟で寛容な心

    地下二階
     暗闇の世界を描くことが作家の真の使命
     現実へ復帰し、こちら側の自分にも問う

    1Q84
    「説明しなくてはそれがわからんというのは、
     つまり、どれだけ説明してもわからんということだ。」天吾の父
     歴史は説明することではなく、継承するもの

  • 【配架場所、貸出状況はこちらから確認できます】
    https://libipu.iwate-pu.ac.jp/opac/volume/537026

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著者プロフィール

1949年生まれ。群馬県出身。一橋大学経済学部卒。共同通信社編集委員・論説委員。73年同社に入社し,社会部を経て84年に文化部へ。村上春樹氏は次代の日本文学を担う作家だと注目し、85年から取材を続ける。村上氏のインタビューは計10回にも及ぶ。村上春樹文学の解読などで文芸ジャーナリズムの可能性を広げたとして、2013年度日本記者クラブ賞を受賞。著書に『白川静さんに学ぶ 漢字は楽しい』『白川静さんに学ぶ 漢字は怖い』(共同通信社・新潮社)『村上春樹を読みつくす』(講談社)『あのとき、文学があった―「文学者追跡」完全版』(論創社)』『大変を生きる―日本の災害と文学』(作品社)『白川静入門―真・狂・遊』(平凡社)など。09年から白川静博士の業績を学ぶ同人会「白川静会」の事務局長を務める。

「2020年 『村上春樹の動物誌』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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