グローバル化が変える国際基準:検証・G20とバーゼルIII (早稲田大学エウプラクシス叢書)

著者 :
  • 早稲田大学出版部
0.00
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 2
感想 : 0
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (260ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784657208064

作品紹介・あらすじ

2000年代後半の世界的な金融危機に日銀幹部職員として対応した著者が、国際的な銀行規制見直しの「バーゼルⅢ」策定議論を通じ、世界のグローバル化とG20に代表されるグローバル・ガバナンスを大胆に検証する。グローバル化、主権国家、民主主義の三つを同時に達成することは不可能だという「グローバリゼーションの三重苦」を背景に、グローバル化はグローバル・ガバナンスの正当性向上への要求を高めると結論付ける。特筆されるのは、グローバル金融危機と新型コロナ危機の比較・考察。世界的拡大、経済への深刻な影響、国家が果たすべき役割の再認識、未然防止の失敗などが共通すると指摘する一方、相違点はG20サミットのリーダーシップが発揮されない点を挙げる。金融危機の再発防止措置に倣い、コロナ危機に対しても「グローバルな枠組みによるルール策定が必須」と提言する。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
全1件中 1 - 1件を表示

著者プロフィール

著者:岩﨑 淳(いわさき じゅん)
東京都生まれ。早稲田大学大学院修了。学習院中等科教諭を経て学習院大学文学部教授。
学習院大学・都留文科大学・学習院女子大学・早稲田大学で講師を歴任。
小学校・中学校国語科教科書編集委員(教育出版)  
日本語検定委員会研究委員 全国学芸サイエンスコンクール読書感想文部門審査員
単著に『「新しい国語科教育」基本指導の提案』(さくら社)、『言葉の力を育む』『古典に親しむ』『授業改善をめざす』(以上明治図書)の他、共編著に『実践・言語技術入門』(朝日新聞社)、『実践国語科教育法』『言語活動中心 国語概説』『国語の教科書を考える』(以上学文社)、『国語科教育法研究』(東洋館出版社)、『力のつくことばの学習50のアイディア』『力のつく古典入門学習50のアイディア』(以上三省堂)、『古文・漢文を中心とした学習指導事例集』(明治図書)他がある。

「2019年 『いまを生きる論語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

岩崎淳の作品

最近本棚に登録した人

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×