新生カンボジア

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (257ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750314679

作品紹介・あらすじ

「純朴な優しさをもつ人々の国でなぜポル・ポトの大虐殺が起こり得たか」という巨大な疑問と格闘する著者が,仏教と教条的マルクス主義あるいは市場経済との対抗という歴史的連関からカンボジアの過去と未来を語る。

感想・レビュー・書評

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  • カンボジアの農村の相続制度は遠くへの他出者を除いては、伝統的に女児を含む全ての子供への均分相続が原則である、そのため子供の数が増える場合、農地は次第に零細化せざるを得ない。

    1980年代にはソ連がカンボジアの大部分の財源を援助した。

  • 教授(社会学博士)が書かれているだけあって、タケオ州農民調査、プノンペン市民意識調査、シクロ運転手調査などの質問紙調査やインタビューが豊富で、論文の書きかたとしても参考にできる本です。歴史や仏教に対する記述も細かく、内容が豊富!特に教育の充実やNGOの重要性を説く第7章には共感できる部分が多いです。

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。移民政策学会元会長。東京大学大学院社会研究科博士課程修了。博士(社会学)。
主な著書に『国際社会学研究』(日本評論社、1989年)、『移民社会学研究――実態分析と政策提言1987-2016』(明石書店、2016年)、監修書に『移民・ディアスポラ研究1~11』(明石書店、2011~2023年)などがある。

「2024年 『多様な学びの場をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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