移民の居住と生活 (講座 グローバル化する日本と移民問題)

石井由香 駒井洋

• 明石書店 (2003年7月30日発売)

作品紹介・あらすじ

労働・医療・居住問題をはじめ，国際結婚，近隣との人間関係，日本に定住するうえでのエスニック・ネットワークをどのように利用しているか。そのネットワークは何を提供しているか。短期就労から長期居住へと問題が深化しつつある現状を明らかにする。

感想・レビュー・書評

[よんよんの本さんの感想 · 2012年4月15日]

第1章 総論 生活者としての外国人
第2章 定住化のなかの就労―外国人労働者から定住外国人へ
第3章 国際結婚の現状―日本でよりよく生きるために
第4章 難民の定住化―日本定住難民の諸問題
第5章 在日韓国・朝鮮人社会の現在―地域社会に焦点をあてて
第6章 ラテンアメリカ日系人の定住化―出身国別の一考察
第7章 中国人の定住化―いわゆる「新華僑」をめぐって
第8章 「新韓国人」の定住化―エネルギッシュな群像
第9章 滞日アジア人の動向―日本の国際化との関連から

著者プロフィール

1965年生まれ。津田塾大学大学院国際関係学研究科博士課程単位取得退学。博士（社会学、筑波大学）。立命館大学産業社会学部助教授を経て、現在立命館アジア太平洋大学アジア太平洋学部助教授。<br>〈主要著書〉<br>『エスニック関係と人の国際移動──現代マレーシアの華人の選択』国際書院、1999年。<br>〈編書〉<br>『新来・定住外国人がわかる事典』（共編）明石書店、1997年。<br>〈訳書〉<br>P.ストーカー『ILOリポート　世界の労働力移動』（共訳）築地書館、1997年。

「2003年 『移民の居住と生活』 で使われていた紹介文から引用しています。」