参加型ワークショップ入門

  • 明石書店
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本棚登録 : 134
感想 : 11
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  • Amazon.co.jp ・本 (368ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750319117

感想・レビュー・書評

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  • 再読しました。
    本書を読んだのは10年以上前ですが、そのときには気づかなかったことや、分からなかったことが、今は良く分かるようになりました。
    単なるワークショップのスキルだけが書かれているわけではありません。
    その背後にある考え方、振る舞い方が重要です。
    下記は、全くその通りだと思います。

    私たちのほとんどはしゃべりすぎ、仕切りすぎ、コントロールしすぎる。しゃべる量を減らし、仕切りすぎず、コントロールを減らすことを学ぶ必要がある。課題は「黙ることを学ぶ」ことであり、静かに他の人たちを力づけ、信じることである。他の人たちの分析を助けることは、私たち自身の影響力を捨てることであり、指揮棒を渡すことであり、退くことによって導くことである。
    それは、ラテンアメリカで言うところの、「沈黙に耐える」、すなわち人が話や活動を始めるまで考えている時間は待ち、何か話して沈黙の間をもたせなくては、と思ってしまう私たちの感情をコントロールすることでもある。 ー 222ページ

  • 柏木さんのオススメで読んでみる。

    Amazonのレビュー見てもわかりますが、
    「参加型」ワークショップの入門です。
    読むだけでは、何も得られないに等しいです。

    きっと柏木さんのお勧めがなければ、読まないし、
    そもそも手に取ることさえなかったと思います。

    しかし、この本の中から伝わって来たもの、
    この中に溢れてるアイデアを自分の手で、
    試行錯誤してやってみたら、得るものはいっぱい、
    そんな一冊。

    殆どの人には、まったく勧めないけれど、
    本気でworkshopや場づくりをしたい方には絶対にお勧めしたい一冊♪

  • ワークショップにおける「おもしろい」仕掛けが満載です。
    いろいろな材料を組み合わせて、毎回楽しいワークショップができること請け合い。

著者プロフィール

イギリスのサセックス大学開発研究所研究員。第三世界における農村開発の実践・研究両方において長年の経験をもつ。ケニア、ボツワナ、スリランカ、インドで働いたほか、アフリカとアジアのその他の国々で農村開発のコンサルタントの仕事に携わる。
主な著書
Rural Development: Putting the Last First (Longman Scientific & Technical, 1983) 〔『第三世界の農村開発 貧困の解決――私たちにできること』穂積智夫・甲斐田万智子監訳、明石書店、1995年〕
Managing Canal Irrigation: Practical Analysis from South Asia (Oxford and IBP, New Delihi, and Cambridge University Press, 1988)
Challenging the Professions: Frontiers for Rural Development (Intermediate Technology Publications, London, 1993)
Whose Reality Counts?: Putting the First Last (Intermediate Technology Publications, 1997)〔『参加型開発と国際協力――変わるのはわたしたち』野田直人・白鳥清志監訳、明石書店、2000年〕
Paticipatory Workshops (Kogan Page Ltd, 2002)〔『参加型ワークショップ入門』野田直人監訳、明石書店、2004年〕
Ideas for Development (Institute of Development Studies, 2005)〔『開発の思想と行動――「責任ある豊かさ」のために』野田直人監訳、明石書店、2007年〕

「2011年 『開発調査手法の革命と再生』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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