- Amazon.co.jp ・本 (674ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750320564
作品紹介・あらすじ
コロンブスによる「発見」以後の北米の歴史を,支配するマジョリティの側からではなく,「民衆」の側からとらえ直す。有色人種,女性,マイノリティの目にアメリカの歴史はどう映るのか。下巻は第1次大戦参戦から第2次大戦,ベトナム戦争,9・11テロまで。
感想・レビュー・書評
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政治・政府・国家は物理的な富の為に機能するだけで民衆の為には機能しないのは米国でも日本でも同じ事なのだと。
下巻は自分が生きてきた時代と重なる部分が多くな生々しい現実として感じる事が出来ました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
●ハワード・ジンと隣人として交流のあったマット・ディモンがジンの自伝的映画『You Can't Be Neutral on a Moving Train』と『民衆のアメリカ史・朗読版』でナレーションを務めている。(ウィキペディアより)
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民衆のアメリカ史、これが為されてくるのが下巻、つまり現代から。世界(先進国)が現在の倫理観や価値観をもっているのはある意味アメリカの民衆のおかげ、せい・・といっても過言ではない。
「民衆」と言う視点で描かれたこのアメリカ史は、本当の歴史書といえるかもしれない。本当の歴史は政府や官僚が作るのではなく、われわれ民衆の手によって作られるものだからだ。 -
文体が存外に易しい。
ジャンダー・人種・宗教それぞれの区別差別。今にいたった経緯が読み取れる本。
アメリカってこうなんだ?