差別論 (明石ライブラリー) (明石ライブラリー 84)

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  • Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750322438

作品紹介・あらすじ

従来の,偏見や差別意識に関する理論を批判する立場から,「三者関係モデル」「他者の客体化」「われわれ」といった新たな概念を導入することで,「差別はなぜ起こるのか」「どうしたら差別はなくなるのか」という問いに正面から答える実践的な理論書。

感想・レビュー・書評

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  • [ 内容 ]
    従来の、偏見や差別意識に関する理論を批判する立場から、「三者関係モデル」「他者の客体化」「われわれ」といった新たな概念を導入することで、「差別はなぜ起こるのか」「どうしたら差別はなくなるのか」という問いに正面から答える実践的な理論書。

    [ 目次 ]
    第1部 理論編(差別の定義;排除の理論;偏見理論批判;差別論の射程と解放の戦略)
    第2部 事例編(小説のなかの差別表現―筒井康隆「無人警察」;あいまいな表現としての差別語と「ワクチン」―石原都知事「三国人」発言;性別役割分業の非対称性―林道義『父性の復権』『母性の復権』)

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    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 差別やいじめといった排除行為が、加害者の偏見とは別の論理からも引き起こされていることを、たいへん平易な文章で解説しているものです。乱暴にくくってしまえば、偏見理論=心理学的アプローチに対して、社会学的なアプローチを提示するのが本書です。

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著者プロフィール

1961年、大阪府生まれ。富山大学人文学部教授。専攻は社会学で、社会調査法、差別論、ルールの理論、問いの理論などについて研究を発表している。著書に『差別論――偏見理論批判』(明石書店)、『ルールリテラシー――共働のための技術』(新曜社)、『人工知能の社会学――AIの時代における人間らしさを考える』(ハーベスト社)など。

「2023年 『ルールの科学』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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