- Amazon.co.jp ・本 (270ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750322438
作品紹介・あらすじ
従来の,偏見や差別意識に関する理論を批判する立場から,「三者関係モデル」「他者の客体化」「われわれ」といった新たな概念を導入することで,「差別はなぜ起こるのか」「どうしたら差別はなくなるのか」という問いに正面から答える実践的な理論書。
感想・レビュー・書評
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[ 内容 ]
従来の、偏見や差別意識に関する理論を批判する立場から、「三者関係モデル」「他者の客体化」「われわれ」といった新たな概念を導入することで、「差別はなぜ起こるのか」「どうしたら差別はなくなるのか」という問いに正面から答える実践的な理論書。
[ 目次 ]
第1部 理論編(差別の定義;排除の理論;偏見理論批判;差別論の射程と解放の戦略)
第2部 事例編(小説のなかの差別表現―筒井康隆「無人警察」;あいまいな表現としての差別語と「ワクチン」―石原都知事「三国人」発言;性別役割分業の非対称性―林道義『父性の復権』『母性の復権』)
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差別やいじめといった排除行為が、加害者の偏見とは別の論理からも引き起こされていることを、たいへん平易な文章で解説しているものです。乱暴にくくってしまえば、偏見理論=心理学的アプローチに対して、社会学的なアプローチを提示するのが本書です。