ディズニー化する社会 (明石ライブラリー)

  • 明石書店
3.20
  • (1)
  • (5)
  • (5)
  • (4)
  • (0)
本棚登録 : 76
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (375ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750328034

作品紹介・あらすじ

グローバリゼーションと消費社会化の進む現代社会の特質を「ディズニー化」という観点から分析する。テーマ化、ハイブリッド消費、マーチャンダイジング、パフォーマティブ労働、管理と監視といったキーワードを自在に用いたスリリングな論考を展開。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 画一化であるマクドナルド化との違いは? 私にとってはディズニー化は類型化かなと思っていましたが、テーマパークとして、消費のハイブリット化がこの著者のテーマになるのでしょうか?ディズニーの中におけるマクドナルドなども登場します。やはりこの2つが現代を象徴する現象であることは間違いないと思います。

  •  ディズニー化とは、「ディズニーテーマパークの諸原理が社会及び世界の様々な分野に波及するようになってきているプロセス」である。本書ではその諸原理が社会的、文化的、経済的生活の様々な面に浸透していることを検証していく。以下4つの次元に分類される

    ・テーマ化
    施設や商品対象をナラティブ(物語)にすること
    ・ハイブリッド消費
    異分野の消費活動を一体化するような消費傾向
    ・マーチャンダイニング
    イメージとロゴが著作権をもつ商品の販売促進
    ・パフォーマティブ労働
    サービス労働がパフォーマンスとして、ある種の雰囲気を作り出す演習が労働の一部とみなされる傾向

     ディズニー化はマクドナルド化が終息するところに始まるという。マクドナルド化は均質化と画一化の世界を創りだすことである。日本ではユニクロがその最たる例であろう。ディズニー化はマクドナルド化の層の上に多様性と差異を演出することで魅力を高めることを目的としている。非日常性が人間の消費活動に影響を与えることは学生時代の修学旅行などを思い出してみれば誰もが納得できるだろう。

     世界のディズニー化はグローバリゼーションと融合してその影響が日に日に増大しているように思われる。ディズニー化は管理された安全な場所を印象的にであったとしても創り出しているため、そうでない場所たとえば繁華街などを危険な地区と見なすようにしてしまう構造を持っている。また消費者が最高位にあるため、ディズニー化された商品、施設を利用しない又はできない限られた消費者を無視することになる。社会のディズニー化は資本主義的世界の下では今後も続くだろう。と同時にますます人間の活動をコントロールしようとするだろう。人々はそれに気づかないか、気づいていたとしてもそれを受け入れることになる。そうした無批判性の氾濫は長期的には人間を幸せにしないと思うが、今のところ止めるような手段はないようだ。

  • アメリカ文化アイコンであるディズニーランド。これを文化・消費・労働とグローバリゼーションという切り口で紹介してくれます。普段はなにげなく行くディズニーランドですがこの本を読んでみると、どのように文化がディズニーランド化されるのか分かってしまします。

    【図書館1階開架 689.5/BRY】

  • よみきらず(08/9)

  • [ 内容 ]


    [ 目次 ]
    第1章 ディズニーゼーション
    第2章 テーマ化
    第3章 ハイブリッド消費
    第4章 マーチャンダイジング
    第5章 パフォーマティブ労働
    第6章 管理と監視
    第7章 ディズニー化の示唆するもの

    [ POP ]


    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • 我が家はディズニーランドが大好きです!!

    この本読んで、ディズニーランドに行ってみよう!!!

    ちょっと楽しみ方が変わるから。

    僕はもっと大好きになりました。

    ちなみに、「マクドナルド化する社会」という本もあります♪

  • これはためになる

全8件中 1 - 8件を表示

著者プロフィール

英国ラフバラー大学社会科学科で31年間教鞭をとった後、2005年よりレスター大学経営学部教授を務める。専門は組織・社会の調査研究。主に3つの分野(リーダーシップ論、質的・量的調査の統合、ディズニー化・マクドナルド化と関連した消費社会分析)で実績をあげており、本書The Disneyization of Society はその3番目の分野での成果として2004年に刊行された。他の著作として、Leadership and Organizations (Routledge, 1986)、Quantity and Quality in Social Research (Unwin Hyman, 1988)、Disney and his Worlds (Routledge, 1995) などがある。

「2008年 『ディズニー化する社会』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ディズニー化する社会 (明石ライブラリー)を本棚に登録しているひと

ツイートする