ドナ・ウィリアムズの自閉症の豊かな世界

  • 明石書店
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (469ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750328874

作品紹介・あらすじ

ベストセラー『自閉症だったわたしへ』の著書による本邦初の自閉症論。著者自身の体験と相談員としての豊富な臨床経験をもとに、自閉症スペクトラムの多様な症状への全人的アプローチを提示し、自閉症の人たちが安心して暮らせる社会のあり方を語る。

感想・レビュー・書評

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  • かなり読みごたえありの理論書。
    専門家向けかな。
    類書と違うのは、視点や掘り下げ方が当事者ならでは、なところかな。
    世界観とかほんのささいな一例とか、あぁあるあるある、と思ったし、
    当事者でなはい専門家では、こうは書けないな、という描写もあったし。

    すごい文章力表現力だと思う。
    それこそ、過集中で、一気に書き上げたのかな。
    でも、ちょっとむずかしくて、途中からひろい読み、になりました。
    後半は見出しだけ読む感じ。

  • 「○○の場合の××」なんてリストが沢山入ってて、コピペが多いので多少辟易する。しかし全体としてはカラッとした印象。ドロドロと体験を綴る系に陥らず、整理良くテキパキと要点をまとめていく感じ。ということなので好きな人は好きだろうし、慣れない人には不信感をもって読まれるだろう。アメリカ人好みかもしれない。私は好き。

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著者プロフィール

1963年、オーストラリア生まれ。幼い頃からの記憶を綴った『Nobody Nowhere』(邦題『自閉症だったわたしへ』新潮文庫)を1992年に発表。世界で初めて自閉症者の精神世界を内側から描いた同書は十数カ国語に翻訳されて世界的ベストセラーとなった。94年には続編の『Somebody Somewhere』(邦題『自閉症だったわたしへⅡ』新潮文庫)を、96年には続々編の『Like Colour To The Blind』(邦題『自閉症だったわたしへⅢ』新潮文庫)を発表。自閉症の分析や対応策について書いた『ドナ・ウィリアムズの自閉症の豊かな世界』(明石書店)、『自閉症という体験』(誠信書房)などの著作もある。そのほか作曲、絵画、彫刻に取り組むかたわら、世界各地の自閉症関係の講演やワークショップでも活躍中。現在は夫と共にオーストラリアに在住。

「2015年 『毎日が天国 自閉症だったわたしへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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