自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール

  • 明石書店
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本棚登録 : 111
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750329918

作品紹介・あらすじ

自閉症のある人が才能をいかし社会で自立するためには、円滑な人間関係の構築が欠かせない。職業的な成功を収めた著者2人が自閉症者のユニークな視点から、社会に存在する「人間関係の暗黙のルール」を読み解き、成功の秘訣をアドバイス。

感想・レビュー・書評

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  • 自閉症当事者の体験談から見る、「この状況ではどう行動したらよいか?/解釈したらよいか?」の具体的なルール集。

    以下感想
    タイトルに「~才能をいかすための~」とあるが、中身は才能を殺さないためにはこう行動するのが良い、くらいの現実感。よくあるアインシュタインたち偉人は自閉症だったかもしれないんだよ!自閉症は天才児なんだよ!という安易な持ち上げがないのがうれしい。
    著者のひとりテンプルが本書の中でたびたび主張するように、自閉症スペクトラム症候群の人が社会で自活するためには、不安の外的除去と専門的技能の取得が大事なのかな、と感じた。

  • 自閉症スペクトラム障害のある人の、とはなっているものの、実際には誰にでも十分読む意味があるんではないか、という内容。確かにかつては価値観が一様で、巨人・大鵬・卵焼き、なんて言っていた時代もあったのに、今では何を見ても複雑すぎて、自閉症の人だろうとそうでない人だろうと、どういう時にどうすべきかというのは非常に難しい。多様化って言うとなんだか良い?みたいなイメージもあるけど、そんなに簡単な話ではないんだろうなぁ。

  • 10のルール自体は「知ってるよ」で終わってしまいそうなシンプルさです。
    でも、内容は濃くて、目から鱗がとれるようでした。とてもとても指南書として頼もしいです。
    覚えておくべき項目は太字で強調されています。
    また、社会でやっていくために何が必要なのかは、いたるところに筆者らの経験に基づいて丁寧に書かれていています。
    そして、自己実現のために、なにを学んでいかないといけないかも書いてあります。

  • 当事者向けというよりはその周りの大人(親や教師など)が当人の考え方を理解し援助するための助けとなるよう書かれた本。
    自閉症である著者二人の経験談が大量に出てくる。それはきちんとした理由があってのことなのだが、障害を持つ者としては特に得るものはないと思えたため(特に最初の章は)かなりの部分を読み飛ばした。
    学んだ点:人生のあらゆる問題に対処できるような一つのルールは存在しない。ソーシャル・スキルの獲得には繰り返しの訓練が必要である。(むしろ、一生かけて学んでいくものである。)

  • 2017年11月19日に紹介されました!

  • 10のルール自体は人間関係のマナーの基本といえるもの
    でも自閉症スペクトラムの人はこれらをナチュラルには備えていない
    テンプルもショーンも本人も周囲も苦労して
    長年かかってそれらのルールをなんとか駆使している
    タイプの違う彼らがどういう思考回路なのかが興味深かった

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著者プロフィール

1947年生まれ。世界各地の家畜施設を設計する動物科学者。コロラド州立大学で教鞭をとり、自閉症関連の講演や執筆でも活躍中。著書として『アスペルガー症候群・高機能自閉症の人のハローワーク』(ケイト・ダフィーとの共著、梅永雄二監修、柳沢圭子訳、明石書店、2008年)、『我、自閉症に生まれて』(マーガレット・M・スカリアノとの共著、カニングハム久子訳、学習研究社、1994年)、『自閉症の才能開発』(カニングハム久子訳、学習研究社、1997年)ほか多数。

「2009年 『自閉症スペクトラム障害のある人が才能をいかすための人間関係10のルール』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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