ブラジルを知るための56章 (エリア・スタディーズ 14)

  • 明石書店 (2010年2月9日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784750331386

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。
    エリア・スタディーズシリーズから、ブラジルをチョイス。これぞ!って感じのエリア・スタディーズで、ただでさえリオのカーニバルだ、サッカーだのと楽しげに騒がしい国のイメージな上に現地の魅力がふんだんに詰まった1冊になっている。
    最初は黒人と白人が入り乱れる多民族国家だよ、というマジメなメッセージを含みつつの、「ブラジルのヒーローは誰か?」に対するアンサー「サッカーのペレとF-1のアイルトン・セナ」という入り。つまりペレという黒人代表、セナという白人代表のヒーローがいて、多種多様な文化が垣間見えるということ。最初からおぉぉ~、と唸る。マジメな話を入れつつ楽しい話題が多く、読んでいて賢くなるだけでなく楽しい。
    もちろん星5つ評価で、このシリーズでも最上位評価だ。参考文献も小まめに記されてあって、それらも読んでみたくなった。

  • てっとり早く、ブラジルのことを知るのにちょうど良い。内容が古いし、広く浅すぎるけど。

  • 2014年6月~7月 企画コーナーにて展示

    越谷OPAC : http://kopac.lib.bunkyo.ac.jp/mylimedio/search/book.do?target=local&bibid=1000754870

  • 今度、ブラジル出張です。

  • リオが遊んでいる間にサンパウロが引っ張っているとサンパウロ市民は言っている。
    ブラジルでは鉄道があまり充実していない。
    ブラジル人はフットサルもよくやる。
    カーニバルはリオだけでなくブラジル全土でやっている。
    ブラジル人はジョーク、ユーモアが大好き。
    笑うことこそ、すべての問題解決に対する最も良い特効薬であるという格言もある。
    ブラジルではまだ文字を読める人が少ないから本が売れない。
    宗教関係の書物、自己啓発書、秘境主義のジャンルの本は良く売れる。
    2009年現在の海外移住者は200万人を超えている。
    アメリカで100万人以上、パラグアイにも多い。
    2008年末の辞典で31万人のブラジル人が日本にいた。派遣切りで約5-6万人がブラジルに帰国したと言われる。

  • 仕事の予習のために図書館で借りる。著者は日系3世でブラジル生まれのブラジル育ちだが門外漢にもわかりやすくブラジルの魅力と矛盾を伝える。このシリーズの他の本と比べても作品として読みやすく面白かった。それは著者の力はもちろんのことブラジルという国が持つ力のお陰なのかもしれない。

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著者プロフィール

 ブラジル・サンパウロ市生まれの日系3世、自称「在日ブラジル人1世」。ひいきのサッカー・チームはサンパウロFC。サンパウロ大学ジャーナリズム学科卒業後、Abril出版社勤務。1990年に国費留学生として来日。新潟大学大学院および東京大学大学院を経て、在日ブラジル人向けのポルトガル語新聞の編集長を3年間務める。日伯の移民やメディアを研究するかたわら、ジャーナリストとしても活動。日本各地で日本人市民やブラジル人住民を対象に国際交流や共生をテーマに数多くの講演を行う。2004年より武蔵大学社会学部メディア社会学科専任講師、2007年より准教授。
 著書(共著)として、『移動する人びと、変容する文化——グローバリゼーションとアイデンティティ』(御茶の水書房、2008年)、『テレビニュースの解剖学——映像時代のメディア・リテラシー』(新曜社、2008年)、『トヨティズムを生きる——名古屋発カルチュラル・スタディーズ』(せりか書房、2008年)、Transcultural Japan: At the Borderlands of Race, Gender, and Identity(Routledge Curzon, 2008)、『叢書グローバル・ディアスポラ6 ラテンアメリカン・ディアスポラ』(明石書店、2010年)など、多数。なかでも、皆さんに最も読んでいただきたいのは、在日ブラジル人向けの雑誌ALTENATIVAに連載しているポルトガル語のコラムである。

「2010年 『ブラジルを知るための56章【第2版】』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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