大日本帝国の「少年」と「男性性」―少年少女雑誌に見る「ウィークネス・フォビア」―

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  • 明石書店
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750332192

作品紹介・あらすじ

第二次世界大戦までの少年少女雑誌に描かれた「少年」像を徹底的に分析。軍国主義国家・日本の形成過程で少年のイメージがどのように構築されてきたのかをジェンダー的に分析し、「弱さ」に対する嫌悪=ウィークネス・フォビアという概念を提起する。

感想・レビュー・書評

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  • 男性が「弱い」とされることを恐れる集団心理を利用して、雑誌や教育を通じて少年に働きかけ、国民国家形成や軍事化をなしとげていくさまを切り取ろうとしたもの。教育学の人の博論だそうだ。「ウィークネス・フォビア」という用語を立てているが、ジェンダースタディーズ界隈だったらその用語論が大変、かもしれない。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「ウィークネス・フォビア」って聞き慣れない言葉ですね。。。しかし今の若い子にも何か強迫観念があるから、イジメとか発生するのでしょうかねぇ、、...
      「ウィークネス・フォビア」って聞き慣れない言葉ですね。。。しかし今の若い子にも何か強迫観念があるから、イジメとか発生するのでしょうかねぇ、、、
      2014/04/17
  • 日清・日露戦争から大戦期の少年少女雑誌を調査し、男らしさは日本男児の強さであり優位であること・弱さや女々しさは劣った悪であることが、政治的に刷り込まれていった状況を読み解く。

    多くの雑誌に描かれるということは、一部のというより、社会の方向性や多数意見としてあった、ということなのでしょうか。

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著者プロフィール

1957年東京生まれ
東京大学大学院総合文化研究科言語情報科学専攻修士課程修了
横浜国立大学教育学研究科大学院社会系教育修士課程修了
東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科博士課程社会系教育講座単位取得退学
早稲田大学高等学院教諭を経て、現在、東北芸術工科大学芸術学部/教養教育センター教授(職場では新姓「山口」を使用)
博士(教育学)
専攻は、英語教育・ジェンダー史

著書
A Fresh Start for Your English Grammar(松柏社、2008年)、SMART TALK(三省堂、2004年)、『忘れてしまった高校の英語を復習する本』(中経出版、2002年)
翻訳
Anne Walthall「百姓一揆にみる暴力とジェンダー」『ジェンダー史叢書』第5巻(明石書店、2009年)

「2010年 『大日本帝国の「少年」と「男性性」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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