貪欲に抗する社会の構築―近代合理主義をこえる仏教の叡智― (明石ライブラリー140) (明石ライブラリー 140)
- 明石書店 (2010年9月24日発売)
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- Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750332703
作品紹介・あらすじ
マルクスにせよウェーバーにせよ、西欧社会科学は、人間の本性を貪欲と認め、社会全体が貪欲であることを肯定した上で理論を構築した。しかし、今日の環境危機や金融危機は貪欲な社会がもたらした不幸といえまいか。貪欲を克服する智慧を何に見いだすべきか。
感想・レビュー・書評
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ユダヤ教はキリストの通俗的な適用。ユダヤ教は一般的に支配されるようになり、外化された人間や外化された自然を譲渡されるよう、キリストがユダヤ教に矮小化された。
仁とは孔子の場合、身分的上位者が会社に対して示す温情に他ならない。仁を実践せよ、との要求は多かれ少なかれ、身分的上位者の権力欲を統制することになる。
その仁でさえ文化大革命には毛沢東自身の内部で消滅した。
柳田國男が仏教を嫌いなのは、彼の父が神官だったからか?詳細をみるコメント0件をすべて表示
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