貪欲に抗する社会の構築―近代合理主義をこえる仏教の叡智― (明石ライブラリー140) (明石ライブラリー 140)

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  • Amazon.co.jp ・本 (264ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750332703

作品紹介・あらすじ

マルクスにせよウェーバーにせよ、西欧社会科学は、人間の本性を貪欲と認め、社会全体が貪欲であることを肯定した上で理論を構築した。しかし、今日の環境危機や金融危機は貪欲な社会がもたらした不幸といえまいか。貪欲を克服する智慧を何に見いだすべきか。

感想・レビュー・書評

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  • ユダヤ教はキリストの通俗的な適用。ユダヤ教は一般的に支配されるようになり、外化された人間や外化された自然を譲渡されるよう、キリストがユダヤ教に矮小化された。
    仁とは孔子の場合、身分的上位者が会社に対して示す温情に他ならない。仁を実践せよ、との要求は多かれ少なかれ、身分的上位者の権力欲を統制することになる。
    その仁でさえ文化大革命には毛沢東自身の内部で消滅した。
    柳田國男が仏教を嫌いなのは、彼の父が神官だったからか?

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著者プロフィール

筑波大学名誉教授。移民政策学会元会長。東京大学大学院社会研究科博士課程修了。博士(社会学)。
主な著書に『国際社会学研究』(日本評論社、1989年)、『移民社会学研究――実態分析と政策提言1987-2016』(明石書店、2016年)、監修書に『移民・ディアスポラ研究1~11』(明石書店、2011~2023年)などがある。

「2024年 『多様な学びの場をつくる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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