脳からみた学習 −新しい学習科学の誕生

  • 明石書店
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本棚登録 : 61
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750333144

作品紹介・あらすじ

生涯を通じて変化する脳のシステムの解明が進んでいる。遺伝と環境の相互作用による脳の発達について、既存の知識と最新の脳科学の知見をまとめ、異分野を架橋・融合する新しい学習科学を提起する。3歳児神話をはじめとする俗説「神経神話」についても検証する。

感想・レビュー・書評

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  • 認知科学・脳科学の知見を教育・学習と関連付けて記述した本。幼年期の学習から成年の学習まで幅広く触れている。ディスクレシアなどについても記載。

  • 脳神経学の知見に基づき、脳の発達に適した学習方法についてOECDがまとめた本。脳の各部位が人間の認知機能にどう関係するかといった基礎知識からはじまり、言語や算数を習得するときの脳の働き、発達期に適した学習法、脳と学習にまつわる様々な神話に対する脳科学からの回答など、教育や学習に携わる人に必要な知識で詰まっている。私が特に興味深かったのは、ディレクシアの原因と対策について書かれた部分。こうした人々は言語能力のうち音韻を理解する箇所の処理が弱いことが多く、意味を理解する部分は実は問題が無いことがあるという。そのため、ディレクシアに対する教育は、言語能力全般を向上させる指導法より、音韻の理解に焦点を絞るほうが効果的なのだという。現在の日本のカリキュラムについて考えさせられる。

  • 脳と学習についての最新の信頼ができる本である。ネットのいい加減な情報を見るのではなく、この本を参考にすることで、卒論の基本文献になるであろう。

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:491.371//C29

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著者プロフィール

経済協力開発機構(OECD)
 経済協力開発機構(OECD:Organisation for Economic Co-operation and Development)は、民主主義を原則とする30ヶ国の先進諸国が集まる唯一の国際機関であり、グローバル化の時代にあって経済、社会、環境の諸問題に取り組んでいる。OECDはまた、コーポレート・ガバナンスや情報経済、高齢化等の新しい課題に先頭になって取り組み、各国政府の新たな状況への対応を支援している。OECDは各国政府がこれまでの政策を相互に比較し、共通の課題に対する解決策を模索し、優れた実績を明らかにし国内及び国際政策の調和を実現する場を提供している。
 OECD加盟国は、オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、チェコ、デンマーク、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、ハンガリー、アイスランド、アイルランド、イタリア、日本、韓国、ルクセンブルク、メキシコ、オランダ、ニュージーランド、ノルウェー、ポーランド、ポルトガル、スロバキア、スペイン、スウェーデン、スイス、トルコ、英国、米国である。欧州委員会もOECDの活動に参加している。
 OECDが収集した統計や、経済、環境、社会の諸問題に関する研究成果は、加盟各国の合意に基づく条約、指標、原則と同様にOECD出版物として広く公開されている。

「2007年 『デマンドに応える学校』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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