おこりんぼうさんのペアレント・トレーニング―子どもの問題行動をコントロールする方法―

  • 明石書店
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・本 (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750333878

作品紹介・あらすじ

発達障害も視野に入れつつ、子ども全般に見られる感情爆発(手がつけられないほどのかんしゃく)を理解し、解決のための実践的なスキルを学ぶためのワークブック。家庭や教室で、子どものあるがままを認めて、肯定的な関係を築くのに役立つヒントを紹介。

感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借り。

    「おこりんぼうさん(の気質を持つ子どもがいる)の(ための)ペアレント・トレーニング」、
    なのか
    「(親自身が)おこりんぼうさん(でしょっちゅう子供を怒って後悔しているような親のための)のペアレント・トレーニング」
    なのか…と思いつつ手に取って斜め読みした。結論としては前者。

    この手の本をたまに読んだり、ほかの保護者や子供の支援にかかわる人の話を聞いたりすることで、自分の子育てを客観視できるので、子育てについて振り返る時間ほんと大事ね。

    ・ひっきりなしに主導権争いすることは避けましょう。(p44)
     →まさにー、と思った。気が付いたらコントロールしようとしているようなところが私にもあるな。相手とよりよい解決法を探る、一緒に。っていうのを大事にしたい。

  • ご褒美と罰で躾が上手くいかない時、より難しいシチュエーションがある時、どのように考え、どのような視点を持ち、ベストな方法を模索しながら、子どもと信頼を築いてトラブルとなっている物事を解消していくのか、という事が丁寧に分かりやすく説明されている。

  • 以前に「読んで学べるADHDのペアレント・トレーニング むずかしい子にやさしい子育て」を読んで、子供をほめることや適切に無関心を通すテクニックについて学んだのだけど、そこからもう一歩踏み込んだ本。
    ほめると無視だけでは解決しきれなかったような事例について書かれてる。
    一貫しているのはまず子供の感じていることを受け入れるということ…そのうえで好ましい行動のみを強化していく手助けをするということ。

    以前学んだポイント制などは我が家でも導入しているのだけど、ポイントが獲得できた時はもちろん嬉しいが、獲得できなかったときに殊更に「できなかった」と言わなくて良いということを改めて覚えておかなければと感じた。

  • タイトルがすてきよね。
    ペアレントトレーニングなので、親向けではあるけど、その問題解決方法を、自分で自分にするという見方で、とても参考になると思います。
    多くはポイント制で、うまくいったら何かのごほうび、たくさんたまったら大きなごほうび、
    それを自分で自分にするのも、ごほうびは何にしようかと考えるのも楽しいかも。

    章の始めのイラストとひとことが、
    なかなかきわどいユーモアでこれまた楽しい。

  • 「おこりんぼうさん」なんておもしろい題ですね。
    この中のある事例よ読むと、スルールカウンセラーとして対応している児童と全く似ている状況でしたので、驚きました。発達障害の指導や対応に関わっている、担任の先生・特別支援の先生・SC・支援センターの指導者などなど、手元にあると助けられるヒントがあちこちにあります。
    子どもの支援に関わっている者として、こういった事例とその関わりや対応のまとめられている書物は、何冊あってもいいなぁと思います。
    一つとして同じ事例はありませんが、似た事例で対応策を考えるヒントとして採り入れ、自分の支援の中で作りかえ変化させ、より対象児に合う支援を編み出すことが可能になると考えました。

  • すぐ子供を怒りたくなるが自分や子供をコントロールする方法がかかれていてグー

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著者プロフィール

ニューヨーク州立大学アルバニー校にて臨床心理学の修士号と博士号を取得。ニュージャージー州内のいくつかの学区の行動コンサルタントであり,同地区で約20年前に,ソーシャル・コミュニケーションが難しい子どもたちのためのグループを設立した。それが発展して,ベイカー博士をディレクターとする《ソーシャル・スキル・トレーニング・プロジェクト》となる。ベイカー博士は,ソーシャル・スキル・トレーニングの講演を世界中で行っており,アスペルガー症候群教育ネットワーク(ASPEN:Asperger Syndrome Education Network)の専門職顧問のひとりでもある

「2011年 『おこりんぼうさんのペアレント・トレーニング』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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