パリ・フランスを知るための44章 (エリア・スタディーズ) (エリア・スタディーズ 5)

制作 : 梅本 洋一  大里 俊晴  木下 長宏 
  • 明石書店
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750336046

作品紹介・あらすじ

パリを舞台に世界の近現代史に圧倒的な影響を与えてきたフランス文化の魅力とは何か。文学から美術、音楽、スポーツ、料理まで、その多様な姿を著者たちの体験を交え読み解く。読者の知的好奇心を満足させる一冊。

感想・レビュー・書評

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  • お顔の浮かぶ3人の先生が主に書かれた本。留学した経験から書ける、旅行ガイドよりは深く、でも深すぎず、丁度いい程度に興味を刺激される本だ。この本の前身である本が大学生協の書店に並んでいるのは目にしていたが、その本が参考図書に指定されていた授業は取っていなかったため、学生時代に読むことはなかった。その後改訂されたこの本をようやく読んだ。ずっと昔にやれていなかった宿題をようやくできたような気持ちで懐かしさも感じながら読んだ。3人の姿が今も目に浮かぶのだが、残念なことにおそらく若い方から2人の先生はすでに亡くなられおり、あと1人の先生もかなり高齢になられたはずだ。学生時代の僕は、できるだけ関わりたくないと思い亡くなられた2人の先生を敬遠していたのだが、この本の中での物言いは当時の印象より随分穏やかに思えた。お2人が亡くなられたからそう感じてしまうのか、それとも僕が歳を重ねたからそう思えるようになったのか。今やもう確かめようがないが、この本を持ってフランスに行ってみたい。3人の先生の姿を思い浮かべながら。

  • 最初の40ページほどでフランスの歴史をざっと。かなり硬派な内容かと思ったら、ほとんどは文化や芸術のお話し。個人的には興味のある内容でとても楽しめたけど、歴史や政治を学びたくて手にした人にはつらいかもしれない。

  • 文学、映画、音楽から料理に至るまで、フランス文化の魅力を紹介した「現代フランスを知るための36章」(2000年刊)を、パリを中心に編集し直し、新たな編集方針に従い多くの章を書き下ろしたもので、前著の補遺、補足以上のものが得られます。

    ■横国大附属図書館所蔵データ
    http://opac.lib.ynu.ac.jp/cgi-bin/opc/opaclinki.cgi?isxn=9784750336046

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著者プロフィール

梅本洋一(うめもと・よういち)
1953年、横浜市生まれ。パリ第8大学大学院映画演劇研究所博士課程修了(映画論、フランス演劇史専攻)。留学中から執筆活動を始め、1981年、『視線と劇場』で第2回ダゲレオ出版評論賞受賞(同論文は後1987年に弘文堂で書籍化)。帰国後に批評・執筆活動を本格化。1990年に出版した『サッシャ・ギトリ─都市・演劇・映画』(勁草書房)で第9回渋沢・クローデル賞LVJ特別賞受賞。1991年に映画批評誌「カイエ・デュ・シネマ・ジャポン」(フィルムアート社、のち勁草書房)を創刊、2001年の休刊まで編集代表。同誌での批評活動を通じて、海外の映画作家を紹介するだけでなく、黒沢清、青山真治ら日本の映画作家の作品を海外で上映・紹介した。主な著書に『映画は判ってくれない』(フィルムアート社)、『映画のたのしみ』(青土社)、『映画=日誌』(フィルムアート社)、『映画をつなぎとめるために』(勁草書房)、『映画旅日記』(青土社)、『建築を読む』(青土社)、主な訳書にセルジュ・ダネー『不屈の精神』(フィルムアート社)など。1999年より横浜国立大学教授。2013年歿。

「2023年 『サッシャ・ギトリ 増補新版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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