パリ・フランスを知るための44章 (エリア・スタディーズ) (エリア・スタディーズ 5)
- 明石書店 (2012年5月31日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750336046
作品紹介・あらすじ
パリを舞台に世界の近現代史に圧倒的な影響を与えてきたフランス文化の魅力とは何か。文学から美術、音楽、スポーツ、料理まで、その多様な姿を著者たちの体験を交え読み解く。読者の知的好奇心を満足させる一冊。
感想・レビュー・書評
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お顔の浮かぶ3人の先生が主に書かれた本。留学した経験から書ける、旅行ガイドよりは深く、でも深すぎず、丁度いい程度に興味を刺激される本だ。この本の前身である本が大学生協の書店に並んでいるのは目にしていたが、その本が参考図書に指定されていた授業は取っていなかったため、学生時代に読むことはなかった。その後改訂されたこの本をようやく読んだ。ずっと昔にやれていなかった宿題をようやくできたような気持ちで懐かしさも感じながら読んだ。3人の姿が今も目に浮かぶのだが、残念なことにおそらく若い方から2人の先生はすでに亡くなられおり、あと1人の先生もかなり高齢になられたはずだ。学生時代の僕は、できるだけ関わりたくないと思い亡くなられた2人の先生を敬遠していたのだが、この本の中での物言いは当時の印象より随分穏やかに思えた。お2人が亡くなられたからそう感じてしまうのか、それとも僕が歳を重ねたからそう思えるようになったのか。今やもう確かめようがないが、この本を持ってフランスに行ってみたい。3人の先生の姿を思い浮かべながら。
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最初の40ページほどでフランスの歴史をざっと。かなり硬派な内容かと思ったら、ほとんどは文化や芸術のお話し。個人的には興味のある内容でとても楽しめたけど、歴史や政治を学びたくて手にした人にはつらいかもしれない。
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文学、映画、音楽から料理に至るまで、フランス文化の魅力を紹介した「現代フランスを知るための36章」(2000年刊)を、パリを中心に編集し直し、新たな編集方針に従い多くの章を書き下ろしたもので、前著の補遺、補足以上のものが得られます。
■横国大附属図書館所蔵データ
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