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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784750339207
作品紹介・あらすじ
日々の些細な出来事も、とるにたりない思い出も、共感と好意のまなざしを注げば、人生に味わいを与える「塩」となり、人生はもっと豊かになる。レヴィ=ストロースに学び、フランスを代表する人類学者である著者が、人生に疲れたあなたに贈るサプリメント!
感想・レビュー・書評
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世の中の大抵のことはどうでもいいことだと常々思っているけれど、裏を返すと世の中の大抵のことが味わい深いものでもある、とも思った。「冬に鳥たちのために脂身や種子を入れた大きな皿を木のなかに置いてやり、春に皿がからっぽになっているのを見る」「MRIの検査中に居眠りする」「刑事コロンボみたいに手をあげてあいさつする」あまりにも具体的な、しかし別に意味が有るわけでもないような記述が続く。しかし具体は束になって抽象になる。
少しの塩(と酒)があればいいのに、変な甘味料やらサプリメントやらみたいな言葉やら人やらが多いのだ。嗚呼、人生の味覚障害連中どもよ、君たちにはこの本をよむ時間がないのだろう。 -
最初に日本の読者向けか、枕草子に触れていて、読んでから、枕草子に似てるなと思いました。まさに。
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