発達相談と新版K式発達検査――子ども・家族支援に役立つ知恵と工夫

  • 明石書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750339269

作品紹介・あらすじ

新版K式発達検査を使い続けてきた著者たちが、アセスメントにあたっての留意点、子どもの発達像の読み方、所見作成、保護者への助言について、その考え方とヒントを公開。累計1万部にも達している『発達相談と援助』をより深めた、充実のK式発達検査ガイド。

感想・レビュー・書評

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  • ここ十数年、仕事でK式を使用することが多い。他の検査類と異なる独特のツールで、検査があまり好きでない自分にとってもその奥深さに年々興味が深まっていくのを感じてはいた。しかし、掴めそうで形にならないイメージがもやもやとあって、手続きをきっちり正確にこなしていこうとすれば生じないであろう試行錯誤も続いていた。

    本書は、書名の通り「発達相談の文脈で」、対象となる子どもや家族、時には保育者などへの意味ある支援を行うためにK式発達検査を活用するためのヒントを与えてくれる一冊だ。著者陣は、もう20年近くにわたって関西方面でK式のワークショップを主催されている方々(和歌山児相の衣斐先生も著者のひとり)で、経験と知識に裏打ちされた各章は参考になる。
    どういう心構えをもって、何のために検査を行い、その結果をどう生かすのか。このことは真摯に目の前の子どもや家族に向き合わなければ考えることすらないかもしれない(特に、検査の場合は単に"数字を出す"目的で実施されたりするし)。本書を読むことで、検査というひとつの"臨床の場"に臨むにあたり、持っておかなければならない軸があるはず…と考えてきたことに裏づけを与えてもらったような気がした。

    最後のワークショップに関する章はいささか楽屋ネタ的な感じではあった。前半は相談業務などでK式を使う人には必読といっていいくらいの充実度だと思う。このボリュームでこの価格ははっきり言ってお得ですよ。

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著者プロフィール

1984年から17年間、神戸市児童相談所で心理判定員として勤務後、2001年から神戸親和女子大学で教鞭をとる。発達教育学部心理学科教授。子ども臨床に強い臨床心理士の養成、児童相談所児童心理司の役割に関する調査研究などに従事、現在は新版K式発達検査2001を用いた臨床を全国に広めることに力点を置いている。臨床心理士。『そだちと臨床』(明石書店、2006年~2012年)編集委員。著書に『発達相談と援助――新版K式発達検査2001を用いた心理臨床』(共著、ミネルヴァ書房、2005年)、『事例でわかる心理検査の伝え方、活かし方』(共著、金剛出版、2009年)、『心理学実習 応用編1知能・発達検査実習――新版K式を中心に』(共編著、培風館、2011年)、『子ども・家族支援に役立つ面接の技とコツ』(共著、明石書店、2012年)、『発達相談と新版K式発達検査――子ども・家族支援に役立つ知恵と工夫』(共著、明石書店、2013年)などがある。

「2015年 『子ども・家族支援に役立つアセスメントの技とコツ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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