- Amazon.co.jp ・本 (312ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750340821
作品紹介・あらすじ
大きく動き変わろうとする東アジア、なかでも昨今緊張する日韓関係。そもそも韓国とは何か、その国土から、成り立ちの歴史、経済の変遷を説き、社会問題や文化事象に触れ、今の韓国を理解する手引きとなる1冊。
感想・レビュー・書評
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入門書にするのであれば、中立的立場による記述を気を付ける必要がありますね。
知ることが大事というのは大いに同意します。
戦後、戦中・戦前の思想・風潮から脱却しようと行った教育によってゆがめられたものを、今知ることで取り戻そうとしているのですよ。
それが、左巻きの人には看過できないようですね。
はじめにを読んで、あ~、この本は左巻きの巣窟なんだねと感じた。
どういう志向のもの本を書くのかを興味があり読み進めました。
https://seisenudoku.seesaa.net/article/472425885.html -
韓国の面積は日本の3分の1、北朝鮮も同じくらい。
人口は5,000万人。
高齢化社会、年金、医療費、イジメ、世代間格差(若者が低い)、奨学金の負担、若者の投票率の低さ、小説ドラマ映画書籍音楽野球若者文化、、
日本とかなり似ている。
ただし格差は世界的に見れば低くアジアで一番低い。それでも高齢者間の格差と世代間格差は問題になっており、国民は韓国が格差が少ない国だという自覚はない。
地方自治体同士の競争、受験戦争、就職戦争、政治家同士の争い、海外進出、自殺率、という部分は日本よりもすごい。
・大学進学率は70%と日本よりも20%高い。「大卒でなければ人間でない」
・大卒の就職率50%。就活スペックを上げるために休学して留学・資格試験・兵役にいく。
・大企業と中小企業の格差。
・88万ウォン世代
20代非正規雇用の若者。初任給が88万ウォン(10万円未満)
・南北に引き裂かれた家族、脱北者を受け入れるが社会からはスパイの目で見られたり就職も大変
・自殺率は33.5人/10万人 でOECD35か国中1位。日本は3位の21.2人。特に高齢者に多い。女性の自殺率も高い。
心中、自殺サイトを通して他人と自殺、有名人の後追い自殺
・戦後の経済成長は①政府の最大の方針として推進②企業の競争③勤勉な従業員←教育の普及の成果
・大財閥サムスン。サムスン専門の就職予備校も。
※GDPの76.5%が10大財閥で、サムスンだけでもGDPの18%。(これはWikipediaより)
・工業化・サービス産業化によって農業・農村は人口減・高齢化。ただし大規模化・機械化も進み日本よりはマシ?
・コンビニは日本と同じのが多い。セブンイレブン、ファミマ、ローソン、AM-PM(OKマート)、サークルK
・GDPや家計収入の日韓の差は縮まっている。がまだ多少ある。
・1962年当時の韓国ドラマは生放送。シーンの移動では間に長い電話シーンを入れたり工夫がたくさん。
・書籍では、小説だけでなく塩野七生「ローマ人の物語」や東浩紀・柄谷行人なども。
・何かの宗教に入っている人が53%。仏教23%・プロテスタント18%・カトリック11%。
古代から存在するシャーマニズム巫俗
だが宗教にカウントされていないが、一番大きいのは儒教だと思う。