言語と格差 差別・偏見と向き合う世界の言語的マイノリティ

  • 明石書店 (2015年1月31日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (340ページ) / ISBN・EAN: 9784750341330

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  • ■一橋大学所在情報(HERMES-catalogへのリンク)
    【書籍】
    https://opac.lib.hit-u.ac.jp/opac/opac_link/bibid/1001190610

  •  各国、各地域で習得言語により発生する格差について述べている。日本の場合は、手話が言語として正式に認められていない現状が指摘されている。又は、ブラジル人など日本にやってきて英語ではなく、ポルトガル語やスペイン語など英語以外の言語の場合は、英語に比べて格差が生じる。

     又カナダ、ニュージランド等のバイリンガル教育については英語と母国語に関して述べており、政治や経済がバイリンガルを必要として言うのと違い、日本では英語習得で格差が得られる社会とは思えない。

     結局使うか、使わないかによるのではないか。家庭で使うのか、社会で使うのかがとわれる。 日本の英語は、限定的な中でしか使われず、家庭内でも使用されない為格差も生じにくい。
     

  • 第4章教育改革と言語的弱者
    第5章アメリカにおける言語格差と双方向バイリンガル

  • 『言語と格差――差別・偏見と向き合う世界の言語的マイノリティ』(明石書店 2015)
    著者:杉野俊子, 原隆幸


    【目次】
    まえがき
      第1部 日本のなかの「言語と格差」
    第1章 手話と格差―現状と今後にむけて
     コラム1 琉球側の視点から視る「琉球諸語」と「琉球の歴史」
     コラム2 樺太アイヌ語の場合――絶滅言語研究者の立場から

    第2章 日系ブラジル人――時空を超えた言語・教育と格差の中で
     コラム3 中国から来日した女性たちの生活と言語の格差

    第3章 外国人高齢者への言語サービス
     コラム4 「英語格差(イングリッシュ・デバイド)」現象をめぐって
     コラム5 今、帰国生に求められるもの

      第2部 世界における「言語と格差」
    第4章 教育改革と言語的弱者――コモンコア(全米共通学力基準)・アメリカ教育改革の現状

    第5章 アメリカにおける言語格差と双方向バイリンガル教育

    第6章 ニュージーランドのマオリ語教育に関する考察――バイリンガル教育における文化的格差

    第7章 カナダの少数派――フランス語系カナダ人と移民
     コラム6 西欧語によって結ばれるアフリカ・分断されるアフリカ

    第8章 アラブ首長国連邦(UAE)ドバイにおける英語と経済―UAEナショナル/エミラティの女子大学生の意識調査に基づく報告
     コラム7 多言語国家パプアニューギニア独立国

    第9章 インドにおける言語と学校教育――社会流動性と格差の再生産
     コラム8 タイにおける少数派グループの教育と社会階層
     コラム9 ベトナムの少数民族の教育と言語問題

    第10章 香港とマカオにおける言語教育―――旧宗主国の違いは言語格差をもたらすのか

    あとがき

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。通常の配架場所は、2階開架 請求記号:801.03//Su42

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著者プロフィール

前工学院大学教授、元防衛大学校教授、JACET言語政策研究会代表
専門分野:英語教育学、社会言語学(日系移民、継承・少数言語)
主な著作:『「つながる」ための言語教育――アフターコロナのことばと社会』(監修、明石書店、2021年)、『英語とつきあうための50の問い――英語を学ぶ・教える前に知っておきたいこと』(監修、明石書店、2020年)、Raising Awareness of Language Minorities in Japan: Teaching about the Ainu, Okinawans, and Nikkei-jin. In M. Kai, and T. Okamura (Eds.), Indigenous Language Acquisition, Maintenance, and Loss and Current Language Policies. IGI publishing Co., 2020.

「2024年 『言語教育のマルチダイナミクス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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