Q&A 日本と世界の死刑問題

  • 明石書店
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  • 本 ・本 (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750344201

感想・レビュー・書評

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  • 死刑廃止を思想としている内容です。
    Q&A方式で書いているが特にその意味はなく、普通にQをタイトルとして読むで良いと思います。

    私自身は死刑廃止であったほうが良いとは思っていますが、何となく思っているだけで、仮に以下に述べることを言われても論破する自信はありませんでした。
    1.人を殺したのだから仕方ない
    2.凶悪な犯罪の抑止力となる
    3.国民世論の過半数が支持をしている
    4.被害者感情から必要である

    しかし、本書ではいずれも説明されていて納得の内容です。
    もちろんこれが正解ではないし、どうすべきなのかは誰にもわからないと思います。

    死刑はあるべきと思う方は、死刑廃止の思想を持つ人はどんな考えなのだろう?と知ることができますし、
    死刑はなくすべきと思う方は、自分の中での考えの整理に役立つと思います。

    死刑を考えることは今後の犯罪をどう対処すべきかに繋がります。
    犯罪をなくすためにも、どうあるべきかを考えるためにも一読の価値ありです。

  • 【資料ID: 1117021973】 326.41-Ki 29
    http://opac.lib.saga-u.ac.jp/opc/recordID/catalog.bib/BB2235984X

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著者プロフィール

1934年生まれ。1957年中央大学法学部卒業。1964年明治大学大学院博士課程修了。1963~64年カリフォルニア大学犯罪学部留学、大学院在学中より法務省法務総合研究所研究官補(1962~67年)を経て明治大学法学部教授(2004年定年退職)。
現在 弁護士、明治大学名誉教授、法学博士(明治大学)。
[主要著書]
『犯罪学』(成文堂、1971年、現在八訂版)、『アジアの非行少年』(勁草書房、1985年)、『刑事政策の問題状況』(勁草書房、1990年)、『死刑廃止を考える』(岩波書店、1990年)、『死刑〈新版〉――その虚構と不条理』(明石書店、1999年)、『死刑廃止に向けて――代替刑の提唱』(明石書店、2005年)、『刑務所改革』(日本評論社、2007年、編著)、『社会のなかの刑事司法と犯罪者』(日本評論社、2007年、編著)、『死刑制度──廃止のための取り組み』(監訳、ピーター・ホジキンソン、ウィリアム・A.シャバス編、明石書店、2009年)、『日本の刑務所』(岩波新書、2010年、アンコール復刊)、『刑事司法――逮捕・裁判・服役そして社会復帰』(勁草書房、2011年)、『概説 少年法』(明石書店、2013年)、『受刑者の法的権利』(三省堂、2016年、改訂版)等。

「2016年 『Q&A 日本と世界の死刑問題』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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