オマーンを知るための55章 (エリア・スタディーズ163)

著者 :
制作 : 松尾 昌樹 
  • 明石書店
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本棚登録 : 18
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750346380

作品紹介・あらすじ

アラビア半島の南東端、ペルシャ湾の要衝・ホルムズ海峡の一部を領土にもつオマーン。地政学的に重要な役割を有し、近年でも中東地域秩序を構成する新しい極として注目を集める一方、イスラーム教の少数派「イバード派」揺籃の地でもあるオマーンには、アラブの古い伝統が多く残されている。多様な民族、独特な文化・社会構造をもつ「アラビア半島の宝石」の魅力を余すことなく描き出す。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/736301

  • 中東というイメージとは少し違った。
    開けた海に面しており、地域によって気候や自然環境が違う
    ホルムズ海峡が封鎖されるときの代替港という地政学的メリットがある
    移民が多いがコスモポリタンという感じではなく、つかず離れずの距離感というのは興味深い
    同じく移民の多いアラブ諸国で歴然とした身分差があるのとは違うらしい
    石油で潤っているがそろそろ枯渇しそうなので、産業に力を入れているが、まだ道半ば。資源国の宿命だろう。

  • 東2法経図・6F開架 302.27A/Ma85o//K

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著者プロフィール

宇都宮大学国際学部准教授
東北大学大学院国際文化研究科博士後期課程修了、博士、2004年
主要業績:
「中東地域研究とレンティア国家論」(『中東研究のテーマと理論――政治学・経済学・社会学・地域研究(仮)』明石書店、2017年(予定))
『中東の新たな秩序』(共編著、ミネルヴァ書房、2016年)
「増え続ける移民労働者に湾岸アラブ諸国政府はいかに対応すべきか」(細田尚美編『湾岸アラブ諸国における移民労働者――「多外国人国家」の出現と生活実態』明石書店、2014年)
「湾岸諸国における移民労働者――越境が生み出す格差と社会」(酒井啓子編『中東政治学』有斐閣、2013年)
『湾岸産油国 レンティア国家のゆくえ』(講談社、2010年)

「2017年 『石油の呪い』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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