3000万語の格差 : 赤ちゃんの脳をつくる、親と保育者の話しかけ

制作 : 掛札 逸美  高山 静子 
  • 明石書店
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レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750346663

感想・レビュー・書評

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  • 赤ちゃんの「脳をつくる」プログラム、3000万語イニシアティブの事が分かる本。
    大人になった時の「頭の良さ」は、赤ちゃんの時の言語環境、つまり3歳までにどのように話しかけられたかによって、その成長度合いが決まってしまう、ということらしい。そのことが、科学的知見に基づいて解説されている。また、適切な保護者の「話しかけ」方なども紹介されている。

    手に取った方には、解説と訳者あとがきから、まずは読まれることをお勧めしたい。日本の現状を踏まえた本書の背景を知ることができる。
    私が気になった、英語文化と日本語文化の違いについても、きっちり解説されていた。
    それにしても、言葉を操るのに比較的Tune-Inが必要と思われる日本語を育てる環境が、国をあげて「貧弱」な方向に向かっている現状は、悲しい限りだ。おとなにきちんと話してもらえる子どもが一人でも増えることを、心から望む。

著者プロフィール

シカゴ大学医学大学院・小児外科教授。同大学小児人工内耳移植プログラム・ディレクター。3000万語イニシアティブ Thirty Million Words Initiative(http://tmwcenter.uchicago.edu/)の創設者兼ディレクター。このイニシアティブに先立っては、自身が関わった患者が社会経済的に恵まれない環境にあったとしても、聞き、話す能力を十分に発揮できるようにと創設した Project ASPIRE(http://project-aspire.org/)のディレクターでもある。

「2018年 『3000万語の格差』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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