運命論を哲学する (現代哲学ラボ・シリーズ)

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  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750348261

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  • 著者:入不二 基義
    著者:森岡 正博

    【書誌情報】
    本体1,800円+税
    ISBN 9784750348261
    判型・頁数 4-6・304ページ
    出版年月日 2019/04/12

    これがJ-哲学だ! 現代日本哲学に新たなページをきりひらく本格哲学入門シリーズ、創刊!

    運命とは何か? 運命と現実の関係は??
    入不二基義氏の主著にして「現代日本哲学の一つの到達点」(森岡正博氏)、『あるようにあり、なるようになる 運命論の運命』での議論を入り口に、運命と現実について哲学する。

    未来は決定されているのか、決定されているとしたら、一体どのように?――運命論から出発して、「ベタな現実」「絶対現実」「相対現実」「無でさえない未来」などの独自の概念を繰りだし形而上学的運命論&現実性論へと突き進む“入不二ワールド”の核心を、対談の名手、森岡正博氏が鮮やかに抉り出す。さらに圧倒的な書き下ろしによる応答で両者は互いの哲学を深化させていく。言語の極限状況で繰り広げられる、西洋哲学の輸入・紹介ではない、オリジナルな哲学。
    http://www.akashi.co.jp/book/b442845.html


    【目次】
    全巻のためのまえがき 
    第1巻のまえがき 001

    第I部 この本で何が語られるのか
    第1章 すべては運命なのか、そうではないのか?[森岡正博] 013
    1 「運命」は「必然」を意味するのではない
    2 運命は「現実」と関係している
    3 「絶対現実」と「相対現実」はどう違うのか
    4 あるようにあり、なるようになる
    5 「運命」と「自由」は密接につながっている
    6 入不二の講義を読み進めるにあたって
      語句解説(様相/因果的決定論と神学的決定論/物語的運命論と論理的運命論/ベタ性・ベタに連続する/指標詞・固有名)


    第II部 実況中継「現代哲学ラボ 第1回」
    第2章 現代哲学ラボ 運命論を哲学する[入不二基義×森岡正博] 065
      「あるようにあり、なるようになる」とはどういうことか?
      運命論(Fatalism)の主張
      運命論を書き換える
      因果や神にすべて決定されている?
      論理的運命論――ただそれだけでそう決まっている
      論理的運命論で用いられる論理
      論理的運命論で用いられる時間
      物語的運命論で用いられる「様相」――偶然と必然(1)
      論理的運命論で用いられる「様相」――偶然と必然(2)
      「二つ性」と「唯一性」と「全一性」
      「ベタな現実」へ
      絶対現実と相対現実の拮抗
      「あらかじめ」の不成立へ

    森岡正博のコメント 111
      本の全体について
      「現実」はどこから語られているか
      必然性と偶然性
      可能性と潜在性
      「森岡はカエルである」という文章を考える
      潜在性について
      未来と過去、書名の英訳

    ディスカッション 128
      一致とズレ
      記述し得ない「現実」
      人称性の問題
      入不二現実性論における現実は指標詞、一者のようなもの?
      神の存在論的証明/入不二の運命論、現実性論はカント的か?
      「あるようにあり、なるようになる」の図式化
      「あるようにあり、なるようになる」を英訳すると?

    フロアからの質問 161
      運命論を考えるようになったきっかけ
      人の出会いの偶然と必然について
      自由と運命
      瞬間どうしは交流しうるのか


    第III部 言い足りなかったこと、さらなる展開
    第3章 時間と現実についての補遺[入不二基義] 177
    1 ベタな時間推移か、無でさえない未来か
    2 現実性と様相と潜在性

    第4章 運命と現実についてもういちど考えてみる[森岡正博] 203
    1 「無でさえない未来」の概念をなぜ持ち得るのか?
    2 「いま」の土俵と「現実性」
    3 九鬼周造と「偶然性」
    4 「現実性」と「これ性」
    5 「現実世界の開け」と「存在世界の開け」

    第5章 再応答――あとがきに代えて[入不二基義] 259
    1 「無でさえない未来」と「無関係性」
    2 「忽然と湧き上がるいま」と「無関係性」
    3 「力」としての現実性
    4 「このもの主義」を別様に考える
    5 「現実性」と「存在物」

    あとがき 289
    読書案内 292

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著者プロフィール

レスリング的な哲学/哲学的なレスリング
──哲学では思考の極北へと進もうとするけど、レスリングでは身体の極南へ  
  と進もうとしていて、正反対だけれども似てもいる。
   
1958年生まれ。専攻、哲学。青山学院大学教育人間科学部教授。著書、『時間は実在するか』『ある
   ようにあり、なるようになる──運命論の運命』ほか。


香山リカ
6歳の哲学/56歳からの哲学
──身体をもってここに住み込んでいるという意味で、パーソナル・スペース  
  を捉えるとすれば、レスリングのやりとりは、かなり侵入的・相互陥入的
  な感じがしますね。

「2017年 『香山リカと哲学者たち 明るい哲学の練習 最後に支えてくれるものへ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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