基地問題の国際比較――「沖縄」の相対化

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感想 : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750351254

作品紹介・あらすじ

世界の基地問題の比較を行い、そこから沖縄基地問題解決のための政策を導出する国際共同研究。基地問題を比較分析する試みは世界的に見ても稀有。9つの国・地域で展開される紛争とその発生要因を、当地の歴史・文化・宗教的背景を押さえた執筆者たちが解明。

感想・レビュー・書評

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  • 【沖縄の米軍基地過重負担問題はどうしたら解決できるのか?】
    本書はサブタイトルに「『沖縄』の相対化」とあるように、このあまりにも長く議論され論点が拡散されてしまった問いを「棚卸し」するために、他の接受国、地域で起きている米軍基地受け入れ問題の考察を行い、国際比較によって問題解決の視座を得ようとした意欲的な一冊となっている。
    なかでも注目すべきはグリーンランドの論考である。冷戦後に確立した、米国・デンマーク(接受国政府)・グリーンランド(地方政治主体)という三者間協議の存在によって、グリーンランドは政府への発言権が増し、チューレ空軍基地の運用に意見を反映させる機会を得ているのだという。
    じつはデニー知事も三者間協議「SACWO」の設置を政府に提案しているが、政府は「辺野古が唯一」として一顧だにしない。問題解決のためには、この問題は私たち国民の問題であるという視座がどうしても必要となってくる。(さとちん)

  • 2020I074 319.8/Ka
    配架場所:A2 東工大の先生の本

  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/759478

  • 東2法経図・6F開架:395A/Ka96k//K

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著者プロフィール

川名 晋史(かわな・しんじ):東京工業大学リベラルアーツ研究教育院准教授。1979年生まれ。専門は米国の海外基地政策。著書に『基地の政治学:戦後米国の海外基地拡大政策の起源』(白桃書房、2012年〔佐伯喜一賞〕)、『共振する国際政治学と地域研究: 基地、紛争、秩序』(勁草書房、2019年)、『基地の消長1968-1973:日本本土の米軍基地「撤退」政策』(勁草書房、2020年〔猪木正道賞特別賞〕)、『基地問題の国際比較:「沖縄」の相対化』(編著、明石書店、2021年)、『世界の基地問題と沖縄』(編著、明石書店、2022年)、Exploring Base Politics(Shinji Kawana and Minori Takahashi eds., Routledge, 2021)などがある。

「2022年 『基地はなぜ沖縄でなければいけないのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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