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本 ・本 (282ページ) / ISBN・EAN: 9784750357492
作品紹介・あらすじ
中国が2013年に提唱した「一帯一路(BRI)」構想からおよそ10年。中国のドナーとしての急速な台頭が、途上国の開発や国際開発援助体制にどのような影響を与えてきたのか。そして「中国モデル」「北京コンセンサス」とは何なのか。アジア・アフリカのいくつかの国々の現地調査に基づき、具体的客観的に検証する。
感想・レビュー・書評
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著者自身は中国にやや批判的ながらも、断定を避け功罪両面の様々な論を紹介し多角的に見ている、との印象。序章では「悪玉論」と「善玉論」の両方を紹介する。
台頭する中国の国際援助協調体制への挑戦と、欧米自身の内向き化。同体制への中国取り込みの可能性。途上国の民主主義後退の中国要因と内発的要因。日中によるインフラ整備の競争と相乗効果。中国の経済協力の「リベラル化」仮説など。
また、現在の中国の援助が1960〜80年代の日本と類似、カンボジアと日本の近代化過程比較、といった視点も興味深い。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
東2法経図・6F開架:333.8A/I51i//K
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著者プロフィール
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