反中絶の極右たち なぜ女性の自由に恐怖するのか

  • 明石書店 (2025年1月24日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (328ページ) / ISBN・EAN: 9784750358628

作品紹介・あらすじ

極右の中で白人の滅亡への恐怖は、女性の中絶を阻む意志へと直結している。超富裕層の資金を得てアメリカ政治で主流化し、欧州でも覇権を握りつつあるファシズムの最深部を、気鋭のフェミニスト・ジャーナリストが追う。

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

この作品は、極右勢力が女性の中絶権を攻撃する背景とその影響を深く掘り下げています。特に、白人男性至上主義が生殖に関する権利を国家の道具として利用し、女性を再生産労働に縛り付ける様子が描かれています。危...

感想・レビュー・書評

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  • Review | Bodies Under Siege – rs21 – revolutionary socialism in the 21st century
    https://revsoc21.uk/2023/06/19/review-bodies-under-siege/

    新刊『反中絶の極右たち――なぜ女性の自由に恐怖するのか』(シャン・ノリス著、牟礼晶子訳、菊地夏野解説) | シスターフッド書店 Kanin
    https://kanin.base.shop/items/98162771

    Sian Norris | The Guardian
    https://www.theguardian.com/profile/sian-norris

    Sian Norris Home
    https://www.sianthewriter.com/

    反中絶の極右たち - 株式会社 明石書店
    https://www.akashi.co.jp/book/b657388.html

  • 朝日新聞の書評で知って読んでみたが、なぜこれが新聞の書評で取り上げられたのかふしぎ。

    問題点は多々あるが、まず著者の文章に品がなさすぎる。かんたんにいえば、SNSにいるただただ攻撃性が強いだけのフェミニストの文章。本書の解説で「広く読まれることが望まれる」と書いてあるが、この文章で広まるとすれば、自分たちの思想と違う相手を愚かな者たちと見下し殲滅せんとする加害の連帯だろう。少なくとも著者に、極右政党やトランプ政権を支持するひとびとの背景を理解しようとする気はまったくない。

    もちろん極右政党もトランプ政権も問題だらけである。その背景にミソジニーが含まれることもそのとおりだろう。解説では、ファシズムのミソジニーに対して注目した文章は少ないとあるが(現在の極右政党やトランプ政権がファシズムがどうかは置いとくとして)、それはいいとしても、問題は注目の仕方だろう。
    このやり方ではミソジニーの問題には注目できてもファシズムの問題にまで射程が伸びるとは思えない。極右政党やトランプ政権に含まれる問題点のごく一部を照射したに過ぎないからだ。

    そしていちばんの問題点は、文章全体から漂う怪しさである。(なおこの怪しさは、最初に挙げた品のない文章によっても増幅されている。そのような意味でも、こんな文体を採用すべきではない)。
    本書の訳者もすこしだけ疑問を投げかけているが、わりと陰謀論すれすれの話が続く。著者はジャーナリストを名乗っているが、情報元がネットの書き込みばかりなのである。おそらく、パソコンの前から一歩も動かずに本書を書き上げたのではないか。

    たとえば「潜入」と題された章がある。どこに潜入したと思うだろうか。極右たちのパーティか?反中絶団体の会合か?答えは、キリスト教系のNPOが配布している研修ウェビナーをダウンロードしてみた、である。よくこれで本を書こうと思ったものだと思う。著者は、知性はなくとも度胸だけはある。

  • アメリカや欧州で家父長制的な白人男性至上主義を維持したい極右勢力が白人の絶滅を喧伝し、どのように女性(特に中絶の権利)、移民、LGBTQ+を攻撃してきたか、詳細にまとめられている。
    参政党の登場とそれに影響される自民党など、今の日本の極右勢力の台頭とアジェンダの右傾化に通じる部分がある。
    リーマンショックで露呈した新自由主義的な経済の限界と絡めて論じていたのは興味深かった。政府はその時その時の都合で女性に生産労働か再生産労働(もしくは両方!)を押し付けようとする。本書では解決策は提示されていないし、そもそもそんなものがあるかどうかも怪しいが、人権やSRHRの概念を知っている以上、それらがなかった、知られていなかった時代には戻れない。不安材料があるとしたら筆者が希望の光として挙げていた「市民の抵抗」が日本ではまだまだ弱いところで、デモやストライキが市民生活に根付いてる欧米と同じやり方は難しいにしても、もっと活発にしていく必要があるし、私もそこに貢献できる方法を考えたい。

  • 東2法経図・6F開架:498.2A/N96h//K

  • ふむ

  • こういうふうに理解して大丈夫なんかいな、という感じ。

  • 【本学OPACへのリンク☟】
    https://opac123.tsuda.ac.jp/opac/volume/729431

  • 選書番号:508

  • 女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000074212

  • 「極右」をずっと「ごくう」と読んでいたが、
    これを機会に調べてみたら「きょくさ」が
    正しかった。
    現在ほとんどの本を図書館から借りて読んでいるが
    なぜその本を知ったか、そのきっかけを思い出せ
    ないものもある。
    最近だと山口智美の『宗教右派とフェミニズム』。
    きっかけも大事なので、やはり本著をさかいに
    そのきっかけも事前に記しておこうと思う。
    本書は2025年3月29日の朝日新聞書評で知った。
    評者は同大准教授・国際経済の三牧聖子。
    トランプが2期目の大統領になって3ヶ月。不確実性が
    顕著で世界が混乱している。
    同じ日の紙面で佐伯啓思は
    「トランプ氏が米国の民主主義を破壊し、
    米国社会の分断をもたらしたのではなく、
    米国社会の分断や民主主義の機能不全が
    トランプ氏の誕生を招いた」
    「科学的真理にも科学者エリートにも
    リベラリズムにも関心を持たないトランプ氏」
    と語っている。
    トランプもプーチンも、共通して「伝統的家族」
    の復活を掲げ、中絶の権利を攻撃する。
    「伝統的家族」の根には男尊女卑の思想がある。
    大事なことは「復活」ではなく、「修正」「改良」
    だろう。
    なぜそうならないのか。
    フタを開けてみればあざとい。
    「生殖を管理し、女性を再生産労働に縛り付けて、
    自分たちの法外な利益をもたらす」体制を守り抜こう
    としている。
    「反中絶運動は、不平等が当然だった時代に歴史を
    巻き戻そうとするファシズム運動である」
    とまで言う。
    確かにプーチンはもとより、言論統制に及んでいる
    トランプ政権はこれに当てはまる。

  • 最高です。筆者の筆遣い、訳語の荒さも含めて危機感が伝わる。陰謀論法と思わせつつ、ファクトをこれでもかと並べられるので神話的過去にとらわれた白人男性と自己の利益のためにファシズムを実現したい人々の共犯関係が怖い。ファシズムは女性を再生産のために使いたい。あとがきにもあるけど完全に日本もそうだよなーと思う。男性が女性をコントロールしたいという欲望はどこから来るのだろうか。これ一冊ベースに漫画が描けそうです。事実は小説より怖い。読んでいて頭痛いし、何より怒りとむかつきがわいてきて読むのに時間かかった

  • 出版社(明石書店)のページ
    https://www.akashi.co.jp/book/b657388.html
    内容紹介、目次

    書評 菊地夏野(好書好日「じんぶん堂」)2025.02.26
    https://book.asahi.com/jinbun/article/15634015


    書評 三牧聖子(好書好日「じんぶん堂」)2025.03.29「普遍的人権を攻撃する資金源は」
    https://book.asahi.com/article/15687948

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著者プロフィール

作家兼、調査報道ジャーナリスト。英国のByline TimesやopenDemocracyなど、さまざまな媒体で極右運動とその主流派への移行を取材。2012年にはブリストル女性文学フェスティバルを立ち上げ、8年間運営した。英国のフェミニズム運動の第一人者であり、男性による女性への暴力から移民の権利、貧困と不平等に至るまで、多岐に及ぶ執筆活動がThe Guardian、New Statesman、The iなど多くの新聞・雑誌に掲載されている。

「2025年 『反中絶の極右たち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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