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- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750506159
作品紹介・あらすじ
これまでの医療は男性をモデルに展開され、“女性特有の病気”は見落とされてきた。性差を考慮した医療・研究は90年代米国で始まり、日本でも徐々に広まりつつある。鹿児島大学医学部や千葉県東金病院の「女性外来」では、“性差医療”の研究成果を本格的にとりいれている。
しかし、「線維筋痛症」や「微小血管狭心症」などの女性特有の病気は医師の間でもあまり知られていない現状で、適切な診断がなされずに苦しんでいる人は多い。
本書では、いくつもの病院を回り、東金病院女性外来でやっと救われた患者の手記を多数紹介。性差医療の第一人者が、各病状の処方箋を提示する。
感想・レビュー・書評
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職場の上司が、著者の天野医師が出演していたTV番組を見たらしく(プロフェッショナル…?)あなたに必要なのはこの医師だと思って!!と激しく推されたので読んだ本。恥ずかしながら、性差医学という言葉も知らなかった。そして、性差医学に通じている先生に出会うまで何軒もの病院をたらい回しにされたり、自分が実際受けている苦痛を他人に全否定され苦しんでいる人が多いことに驚いた。
自分と似た症例には興味を持って読むことができた。一つ一つのケースから、なんとなく性差医学というものの雰囲気を感じることができた。せっかくの機会なので性差医学についてもう少し理解を深めたく、天野医師の他の著書もあたってみたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示
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