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Amazon.co.jp ・本 (400ページ) / ISBN・EAN: 9784750512082
作品紹介・あらすじ
英国司法では、バリスタ(法廷弁護士)は検事にもなれば、弁護士にもなる。どちらの側についても、知恵の限りを尽くし、陪審員の心証を良くしようと格闘する。しかし、いつの間にか、肝心の“真実”がどこかへと姿を消してしまう。新米バリスタの悲喜こもごもを赤裸々につづりながら、「公平な裁判とは?」と優しく問う快著。
感想・レビュー・書評
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英国の法廷弁護士(バリスタ)は持ち込まれる依頼次第で弁護側にもなり、訴追側にもなる。そんな現役のバリスタである著者が自らの見習い時代を赤裸々に語りつつ、英国の司法制度や裁判システムがはらむ問題や矛盾について提起する一冊。飾らない語り口なのでとっつきやすく、どこか漠然とした英国の裁判のイメージが覆る。
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外国の司法制度の話といえば,本,映画にしてもほぼアメリカのものばかりですが,この本は珍しくイギリスの話。
イギリスもアメリカと同じく裁判は,陪審員制度を採用しているのですが,大きな違いは,イギリスにはソリスタとバリスタという2種類の弁護士がいること。前者が事務弁護士で後者が法廷弁護士と完全に役割が分かれています。
驚いたのが,バリスタは,刑事事件において被告の弁護もする一方,訴追側の役割も果たすということでした(もちろん,被告は違う人です。)。公訴するかどうかは公訴局というところが決定するのですが,裁判で実際に活動をするのがバリスタなのです。
被告の無罪を勝ち取るために,場面変われば,被告を有罪にするために活動するというのがすごいですね。
著者は,現にバリスタとして活動している人で,時にはイギリスの司法制度を批判しながら,コミカルにバリスタとしての活動を描いています。
興味のある方はどうぞ。
高月園子の作品
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