兵士を救え! マル珍軍事研究

  • 亜紀書房
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本棚登録 : 67
レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (360ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515168

作品紹介・あらすじ

クソ真面目なのになぜか笑える、軍事サイエンスの試行錯誤を、「全米一愉快なサイエンスライター」が、空気を読まず突撃取材!

熱中症のメカニズムを解明する施設に直腸プローブ(体温計)をつけて入り、重い荷物を背負いながら実験に参加。
原子力潜水艦テネシーに乗り込み、睡眠不足に悩む乗組員の各種演習を見学……。
「殺すのではなく、生かし続けるために」日夜続けられる、大真面目なのにブホッと笑える研究・開発の数々がいま明らかに!

【本書でレポートされる「珍」軍事研究の例】
・身体の組織を移植してペニスを再建する陰茎形成術
・リアルなセットで役者が大量の血を流しながら「ファァァァァァァァック!助けてくれええ!」と迫る衛生兵訓練施設
・海に落ちたときにサメに喰われないための研究
・危険な任務中に下痢になったらどうするかの研究
・沈んだ潜水艦から脱出する方法の研究

感想・レビュー・書評

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  • こんなコトは滅多にないのですが、翻訳が謎すぎて本の中身がイマイチ理解できませんでした。。

    まず、文章の作りから。読んでいるだけで違和感が生まれてくるのですが、それは断定調の文章を基調としている中に、しばしば口語体が挟まってきて落ち着かないせいか。
    翻訳自体もはちょっと問題で、「読みづらいストレス」と「冗談が笑えない」の2点があります。
    前者について、例えば「俺たちは(中略)、ドレス姿でサンダル履きの男たちを相手に戦っているんです」と書かれると、ドレス姿なのはどっち?と一瞬考えてしまいます。(文脈からすると、俺たちなので、「ドレス姿で」を「相手に」の後に持って行くと誤解がないのでは)こんなんがしばしば。
    後者について、アメリカ文化の冗談が直訳された結果、日本語ではなんだかよくわからない文章に変化した模様で、「あ、これはなんか面白いコトを言ってたっぽい形跡があるな」くらいにしか思えず、ちょっと勿体ない気分です。例えば、P.180の「軍の下痢」について「彼らの爆発を伴う退避を意味するものではない」は意味不明な直訳になってしまってます。

    本文は直訳が主で、おかげで謎文章が多いのですが、タイトルは大いに創造性が発揮されていて原題とは別物です。敢えて申し上げると、ちょっとダサい。
    カバーを開いたそでの部分にちょっとした本著の紹介文があり、「大真面目なのにブホッと笑える」とあるのですが、表現がなんか古い上に笑えなくて残念でした。おそらく、編集サイドの問題も相当にあるのでしょう。

    中身について全然触れてませんでしたが、取材対象の中には、生殖器の移植手術やウジ虫を活用した創病治療なんてのもあり、なんでこんなの読んでるんだろう…?とふと我に返る瞬間がありました(笑
    とは言え、本で読まないと日常で触れる機会がほとんどないテーマなので、ちゃんと理解したかったなぁ。

  • 表紙に惹かれて購入。戦史上で、真面目に考えて作ったけど、まったく活躍できなかった企画倒れのものを紹介する本かと思いきや、そうではなく。
    一見まぬけに見えるけど、真っ当な目的を持って研究してますよ、というルポでした。マル珍っていうようなもんではなかったです。

    興味深い内容ではあったけど、タイトルと表紙から想像したものと違い過ぎたので、ずっと違和感。さらに、文中でちりばめられている作者のジョークにまた違和感。
    なんだろう?エウネメスなら「文化が違ーう!」とでもいいそうな感じ。
    それとも、自分の笑いに対するセンスの無さ?


    で、表紙の機械は何のためのものなのかな?

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著者プロフィール

1959年生まれ、カリフォルニア州オークランド在住。
「アウトサイド」誌、「ワイアード」誌、「ナショナル・ジオグラフィック」誌、「ニューヨーク・タイムズ」紙など多数寄稿。
代表作は『死体はみんな生きている』『セックスと科学のイケない関係』『わたしを宇宙に連れてって  無重力生活への挑戦』(いずれもNHK出版)など。

「2017年 『兵士を救え! マル珍軍事研究』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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