抽象の力 (近代芸術の解析)

著者 :
  • 亜紀書房
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レビュー : 2
  • Amazon.co.jp ・本 (440ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750515533

作品紹介・あらすじ

名著『ルネサンス 経験の条件』から17年――。
近代芸術はいかに展開したか。その根幹から把握する、美術史的傑作。

【推薦】
批評的視点による大胆かつ刺戟的な近代美術論。
そして何よりも「美術の力」理解のための絶好の案内書。
高階秀爾

我々はモダニズムや抽象――いやそもそもアートのことをまるで知らなかったのだ!
本書は素早く脳内に入り込むと爆弾のように破裂して悦ばしい驚きと混乱で満たし、交換台のように機能して無数の異質な情報から新しい世界像を紡ぎ出す。
読み終えたとき、あなたと世界は完全に更新されているだろう。
浅田彰

20 世紀美術を動かした真の芸術家たちは誰か――
ヒルマ・アフ・クリント、夏目漱石、ヴァネッサ・ベル、トーレス・ガルシア、熊谷守一、ダヴィド・ブルリューク、ジョン・D・グラハム、ゾフィー・トイベル=アルプ、坂田一男、ジョルジョ・モランディ、岸田劉生、恩地孝四郎、村山知義、白井晟一、イサム・ノグチ、長谷川三郎、瑛九、内間安瑆──

「キュビスム以降の芸術の展開の核心にあったのは唯物論である。戦後美術史の不分明を晴らし、現在こそ、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする」(本書より)

第69回芸術選奨文部科学大臣賞(評論部門)受賞

感想・レビュー・書評

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  • (図書館員のつぶやき)
    20世紀美術を動かした真の芸術家たちは誰か---戦後美術史の不分明を晴らし、現在こそ、その力を発揮するはずの抽象芸術の可能性を明らかにする・・・・わたしには難しいですが読みごたえがありそうです。借りてみらんですか。

  • 何より、熊谷守一を神秘化した、超俗な仙人的イメージが、がらりと一新、180度回転するのが驚き。本書にならって世界的な抽象表現の文脈に置き直してみると、熊谷守一がいかに理論的(それは同時代人たちにとっては周知の事実だったらしい)で、方法的だったかがわかる。実作者である著者だからこそ、ようやく本書にあるような達成がなされたわけで、私たち(ひょっとして私だけ?)が日頃いかに雑な思考をしているかが痛いほどわかる内容になっている。

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