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- Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750515823
作品紹介・あらすじ
街を彷徨う白塗りの老娼婦、破天荒なブルースマン、知られざる外国人墓地
元ザ・ゴールデン・カップスのギタリスト エディ藩から、慰霊歌の作詞を依頼された著者。
横浜には、訪れる人も少ない外国人墓地があり、戦後、八百体とも九百体ともいわれる嬰児が人知れず埋葬されたという。
一体何があったのか。
横浜の知られざる闇への旅が、幕を開ける。
伝説の名著復刊!
感想・レビュー・書評
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有名な横浜山手外国人墓地は観光客でいつも賑わっている。
けれど観光客おろか地元の人にもあまり知られていないもう一つの墓地がある。根岸外国人墓地。
そこには、戦後800体とも900体とも言われる混血の嬰児が葬られていたという。
戦争も戦後も知らない。占領下の横浜も本牧が時代の最先端だった頃もゴールデンカップスも知らない。
けれど何があったのか、もっと知りたいと思った。
本を読んで、見慣れた景色が違う色合いを帯びた。
山崎洋子が作詞、エディ藩が作曲し歌った「丘の上のエンジェル」を聴いた。心に響いた。
根岸外国人墓地を訪ね、想いを馳せながら手を合わせた。「丘の上のエンジェル」がそこに眠る嬰児たちの子守歌になっていることを祈りたい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
復刊されただけのことはある、濃密な一冊。
横浜市民必読の書。
血の通った真実から目を背けてはいけない。
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