- Amazon.co.jp ・本 (352ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750516295
作品紹介・あらすじ
競争? 淘汰? いや違う。
——ダーウィンの知恵は、私たちを共生へと導く。
がん細胞、免疫系、ミツバチのコロニーから、「多細胞社会」としての人間まで…。
進化生物学の最前線から、人間の社会・経済活動のメカニズムを解剖する、知的興奮の書!
「わかりやすい文体と、深いアイディアと洞察。
日常生活からグローバル政策決定まで、進化論を軸にした驚くべき探求」
——ロバート・M・サポルスキー(『サルなりに思い出す事など』著者)
「常識への挑戦の書。新たな思考を開く」
——ダロン・アセモグル(『国家はなぜ衰退するのか』著者)
『ネイチャー』誌など、各界で話題騒然!
感想・レビュー・書評
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マルチレベル淘汰みたいなのはむずかしい。
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●科学者でカトリック教徒のテイヤール、ガリレオ同様に教義の脅威にならぬよう研究を制限されていた。著者の現象としての人間は、死後に出版された。彼は科学者であるだけでなく司祭であり、事実だけではなく、いかにあるべきかを語る事ができた。
●「社会進化論」と言う言葉は、常に他者の立場を揶揄するために中傷として使われている。(社会進化論って何? →富者生存でしょう)左翼が政敵に貼るレッテル。
●ヒトラーはゴビノーの「人種の不平等に関する論考」やチェンバレン「19世紀の基盤」など影響を受けていた。ゴミノーは、人種の混沌がダーウィン以前の人間社会の衰退の原因であると言う考えを発展させ、ダーウィンの理論を無視した。チェンバレンは、人類が類人猿に似た祖先に由来すると言う主張を「エセ科学者のファンタジー」として退けた。
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議論の運び方があまりに雑で、全く説得力がなく、読むに耐えない。
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進化論を社会で広く活用したい、社会進化論の地位を良くしたい、経済学のホモエコノミクスという概念がナンセンスである、と言った思いはわかるが、その先が非常に雑で、科学的な書物には思えず、読んでいて苦痛だった・・。
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請求記号 361.5/W 75
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著者:デイヴィッド・スローン・ウィルソン
訳者:高橋 洋
価格:2,300円(税別)
発売日:2020年1月24日
判型:四六判
製本:上製
頁数:352
ISBN:978-4-7505-1629-5
Cコード:C0040
競争? 淘汰? いや違う。——ダーウィンの知恵は、私たちを共生へと導く。
がん細胞、免疫系、ミツバチのコロニーから、「多細胞社会」としての人間まで……。進化生物学の最前線から、人間の社会・経済活動のメカニズムを解剖する、知的興奮の書!
「わかりやすい文体と、深いアイディアと洞察。
日常生活からグローバル政策決定まで、進化論を軸にした驚くべき探求」
——ロバート・M・サポルスキー
「常識への挑戦の書。新たな思考を開く」
——ダロン・アセモグル
[著訳者紹介]
デイヴィッド・スローン・ウィルソン
1949年生まれ。アメリカの進化生物学者でビンガムトン大学(ニューヨーク州立大学ビンガムトン校)教授。マルチレベル選択説の提唱者。
主著『Darwin's Cathedral: Evolution, Religion, and the Nature of Society』は大きな反響を呼んだ。邦訳書に『みんなの進化論』(日本放送出版協会)がある。
高橋洋
翻訳家。訳書にジョナサン・ハイト『社会はなぜ左と右にわかれるのか』、ノーマン・ドイジ『脳はいかに治癒をもたらすのか』、エラムン・メイヤー『腸と脳』、リサ・フェルドマン・バレット『情動はこうしてつくられる』(以上、紀伊國屋書店)、ポール・ブルーム『反共感論』(白揚社)、エリック・R・カンデル『なぜ脳はアートがわかるのか』(青土社)ほか多数。
〈https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=936&st=4〉