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- 本 ・本 (180ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750516356
作品紹介・あらすじ
「窓から入っていいよ」
姓は「ツイラク」、名は「ミー」ちゃん。
半野良猫生活を送るメスの三毛猫との、
かけがえのない時間を日本を代表する詩人がつづる。
古今東西の「猫詩」も紹介。
臆病で、どんくさい。
でも、たまらなく、愛おしい。
「ツイラク・ミーちゃん」との、のんびりとした日々の暮らし。
感想・レビュー・書評
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元ノラの三毛猫、ツイラク・ミーちゃんと詩人との、静かで温かな日々を描いたエッセイ集。読んでいる間、そこにある緩やかな空気に気持ちが少しずつ解きほぐされてゆくのを感じた。重苦しいニュースに緊張を強いられる今この時に読めて良かったと思う。
“翻って言うと、猫というのは、わたしの感情の水溜まりのようなものである。(中略)水溜まりを跨ぎ越すこともできるが、水溜まりがそこにある、猫がそこにいる、ということはわたしをいつも平穏な気分にさせてくれる。放っておいてよい。世はこともなし、というわけだ。”
”猫のように /足を投げ出して 寝る /それだけでいい /愛するというのは そういうことだ”
「図書館と猫 ―― あとがきに代えて」(2020)詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
猫との何気ない日常が、実はとても大切で尊いとこだと改めて思った。
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著者プロフィール
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