不滅の哲学 池田晶子

著者 :
  • 亜紀書房
4.22
  • (3)
  • (5)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 112
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750516486

作品紹介・あらすじ

「いのち」によって支えられている今を深く味わう。
そのときはじめて、私たちは深い安堵に包まれる、と池田晶子はいうんだ。


『14歳の哲学』をはじめ多くの傑作を遺した孤高の哲学者、池田晶子。
彼女が考え抜いたものとは何だったのか。
その核心を読み解いた名著に書き下ろしの一篇「不滅の哲学」を加えた増補新版。
 
 
彼女の哲学は多層的で、一義的に語ることを拒むところがある。
あるときまで私にとって池田晶子は、稀有なる「魂」の語り手であり、言葉の神秘を生きた人物だった。
だが、このたび、静かに映じてきたのは、愛の哲学を語る一人の思索者の姿だった。
そして今、この本を手放そうとする段になって、浮かび上がってくるのは、熱い言葉で幸福とは何かを語ろうとする池田晶子の姿である。(あとがきより)

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • …本を開き、活字を追うだけでは、コトバは顕われてこない。

  • 摂南大学図書館OPACへ⇒
    https://opac2.lib.setsunan.ac.jp/webopac/BB50222711

  •  池田の生誕60年に合わせ装いを新たに出版された本書。〝哲学の巫女〟を自任し強靭なる〝哲学エセー〟を開拓した池田の哲学の本質を天性の〝哲学的詩魂〟に見、若松もまた独自の〝批評的詩魂〟においてその定位を試みる。永遠の相の下、類例のない濃密な思索の交感があった。科学的認識のみによっては到達しえない豊饒なる境地。生前、池田は予言していた。日常の言葉で真を語る存在の出現を。若松が紛れもなくそのひとりであることを確信した。

  • 20/08/23。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

批評家、東京工業大学教授。1968年新潟県生まれ。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。慶應義塾大学文学部仏文科卒業。著書に『イエス伝』『叡知の詩学』『内村鑑三』『14歳の教室』『詩と出会う 詩と生きる』『「生きがい」と出会うために』など多数。

「2021年 『日本人にとってキリスト教とは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

若松英輔の作品

不滅の哲学 池田晶子を本棚に登録しているひと

ツイートする
×