- Amazon.co.jp ・本 (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784750516783
作品紹介・あらすじ
待望の最新エッセイにして、格好の読書案内。
恩師・井上洋治、遠藤周作、須賀敦子、神谷美恵子、池田晶子、柳宗悦……著者自身の「危機」を救ってきた言葉の数々を紹介し、今を生きるためのヒントを探る。
「生涯の一冊」に出会うための読書の方法も記す。
感想・レビュー・書評
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本を読むことは、書き手との対話である。
だが、誰と対話するかは慎重に選ばなくてはならない——
恩師・井上洋治、遠藤周作、須賀敦子、神谷美恵子、池田晶子、柳宗悦。著者自身の「危機」を救ってきた言葉を紹介し、「確かに生きる」ヒントを探る。
知識ではなく、人生の手応えを与えてくれる「生涯の一冊」に出会うための方法も記す読書をめぐるエッセイ集。
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(図書館で借りた本)
読み始めた(4月15日)〜読み終わった(5月2日)
哲学的な本で抽象的な内容が手強い。
タイトルの「読書のちから」が漢字でない意味は「たましい」を「魂」と書かないことと同じなんだろう。
読書は呼吸で吸うこと。吸ってばかりで吐くことがなければ呼吸ではない。吐くことは書くこと。。。
うまく書けないが「読書」は読むだけでなく、血肉となって生きることに繋げていけるものに出会う。。。ことがある。。。ような「おぼろげ」な感想を抱いた。 -
筆者の豊かな読書経験から、単なる「読み方」や「読書の効能」に留まらず、そこから人生に行き詰まった人への指針にもなる本であった。
個人的にはハウツー本やネット、SNSといった短く、すぐ結論がわかるようなものを多く読んでいた時期にこの本に出会った。筆者が言うところの浅い呼吸ばかりしており(筆者もそれ自体を否定していない)、深い呼吸ができていなかった。本を多く読むよりも深く読むことが重要である。ではそのためには何が必要か、「深く読むためには深く書く必要がある」のだ。この本で紹介された本を購入した。難しいものも多いが、「たましい」と対話して読みたいと思う。各篇それぞれに味わいがあり、すべて紹介できないが、とても読み応えありました。ありがとうございました。 -
2021I046 019/Wa
配架場所:A3 東工大の先生の本 -
雨の音と読書は相性が良く、するすると…読めない!
というか、するすると読めるのだが、読み込むのは簡単ではなかった。若松さんの選び抜かれた言葉に心酔するも、これはそれでどういうことだ?と読み返すこと幾たびか。
いくつか、すーっと入ってくる文章に出会った。うちのひとつ。
---人生に「答え」などない。このことは誰もがどこかで感じている。しかし、そのいっぽうで「答え」がないという不安に耐えることもできない。
私たちに必要なのは、ありもしない「答え」めいたものではなく、たしかな人生の「手応え」なのではないか。---P69より
また、「十読は一写にしかず」(P105)との言葉もあった。むつかしかったけれど、素敵だった文章、心にひっかけておきたい文章含め、付箋したところを今度、書き写してみよう。
充実の、手応えのある読書であった。 -
【1回目】DMMブックスにて購入。慣れない読書アプリのため、少し難儀した。氏の著作は何作も読んでいるため、すでに「おなじみ」の論者(池田晶子やリルケなど)について論及されていて、取り立てて目新しさは感じられなかった。しかし、一篇一篇は、吟味するのにふさわしい内容であったと思う。
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資料ID:98201016
請求記号:019.04||W
配置場所:工枚特集①
(※配置場所は、レビュー投稿時のものです。)
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https://booklog.jp/item/1/4818421235
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