アメリカの悪夢 (亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズ)

  • 亜紀書房
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (328ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750518473

作品紹介・あらすじ

◤推薦◢ 内田樹氏

葛藤する市民の証言を通じて

アメリカの悪夢と希望のありかを知ることができる。



★トランプ勝利後の分断に苦悩する人々の肉声から、悪夢のようにこんがらがったアメリカ社会の実像を描き出す。

★ベストセラー『帰還兵はなぜ自殺するのか』のジャーナリストが大統領選挙を目前に控えて放つ待望の最新作!



**********



《アメリカを代表するピュリツァー賞ジャーナリストが二度の大統領選挙に挟まれた四年余りを丹念に取材し放つ最新作》



不誠実なトランプ大統領に違和感を抱いている元軍人の主人公カミングズと、熱烈なトランプ支持者が隣りあって暮らすジョージア州の町を舞台に、人種差別、BLM運動、イスラエル・パレスチナ問題を交えつつ、国家規模の分断にあえぐ市民たちの姿をありありと描く。



世界の政治、経済、戦争に絶大な影響を及ぼす超大国のいまを理解するための必読書。

感想・レビュー・書評

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  • Book Review: David Finkel's An American Dreamer is a gripping report on a fractured America - The AU Review
    https://www.theaureview.com/books/book-review-david-finkel-an-american-dreamer/

    アメリカの悪夢 デイヴィッド・フィンケル著 退役軍人の姿が映す分断 - 日本経済新聞(2024年9月21日 会員限定記事)
    https://www.nikkei.com/article/DGKKZO83588380Q4A920C2MY6000/

    『アメリカの悪夢』デイヴィッド・フィンケル著 「ふつうの人々」の現実|【西日本新聞me】2024/10/12 [有料会員限定記事]
    https://www.nishinippon.co.jp/item/n/1269155/

    ◆葛藤につけ込む政治的憎悪[評]岩崎稔(大和大教授)
    <書評>『アメリカの悪夢』デイヴィッド・フィンケル 著:東京新聞 TOKYO Web
    https://www.tokyo-np.co.jp/article/359986?rct=book

    David Finkel | C-SPAN.org
    https://www.c-span.org/person/david-finkel/9265839/

    亜紀書房 - 亜紀書房翻訳ノンフィクション・シリーズⅤ-1 アメリカの悪夢
    https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1178
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    (yamanedoさん)本の やまね洞から

  • アメリカのジャーナリストのノンフィクションによくある、ドキュメンタリータッチの気取った書きぶりがやや慣れないが、内容は良い。イラクとイスラエルへの派遣経験と近年のアメリカの政治状況が、抑制的ではあるが重ねて語られて、それが説得力を持って迫ってくる。訳者あとがきによれば、これは三部作の最後のもの。前2作も読んでみたくなった。

  • 兵士は戦場で何を観たのか・イラク従軍時の副司令官ブレントカミング少佐
    彼とその家族の日常・隣人・近隣の人々・職場・デモ・大統領選
    トランプは自分が煽っていることを知っているのだろうか
    それが招いているのが暴力だとわかっているのだろうか
    暴力についてどんなことを知っているのか
    人生の目的と意味・国家の目的と意味
    理想と現実との狭間・人に言えない悪夢
    隣人マイケル・神への浸透とツ前の愛情
    トランプの言動をめぐる険悪な関係
    アメリカ人であるとはどういうことなのか
    不安定に揺らいでいるアメリカという国

  • 【書誌情報】
    『アメリカの悪夢』
    著者 David Finkel
    訳者 古屋 美登里
    シリーズ 翻訳ノンフィクション・シリーズⅤ-1
    価格 2,860円(税込)
    発売日 2024年7月20日
    判型 四六判
    製本 上製
    頁数 328頁
    ISBN 978-4-7505-1847-3
    Cコード C0036

     不誠実なトランプ大統領に違和感を抱いている元軍人の主人公カミングズと、熱烈なトランプ支持者が隣りあって暮らすジョージア州の町を舞台に、人種差別、BLM運動、イスラエル・パレスチナ問題を交えつつ、国家規模の分断にあえぐ市民たちの姿をありありと描く。
    https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1178&st=4

    【簡易目次】
    まえがき
    第一章
    第二章
    第三章
    第四章
    第五章
    第六章
    第七章
    第八章
    第九章
    第十章
    謝辞
    訳者あとがき

  • 新聞の書評を見て、本書を手に取る。
    アメリカ人のお互いに意見の違いを尊重しながら、議論を交わすのが、優れた特徴とちょっと前まで思ってもいましたが⋅⋅⋅
    トランプが大統領候補になって、3回の大統領選での言動を見聞きするに、共和と民主の非難合戦、各支持者のお互いに相手を全面否定する怒鳴り合い、大統領候補の激しいけなし合い、それによる同じ国での国民の分断を驚き、荒んだ国になったんだなと呆れるばかりでした。
    同書にもその黒くドロドロした感情が至るところにあり、読むのが辛くなります。
    日本でもSNSなどを通じた政治の世界での非難合戦、或いはコロナワクチンを巡る肯定派と否定派の論戦、何事につけてもSNSで感情的な中傷を行う今の風潮に怒りが増幅する同じ様な世界を感じます。
    残念ながら同書がドキュメンタリー本として特に優れた本とは世の評判とは異なりますが、私的には感じませんでした。

  • 今再びの悪夢。

  • 東2法経図・6F開架:302.5A/F27a//K

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著者プロフィール

ジャーナリスト。「ワシントン・ポスト」紙で23年にわたり記者として働き、2006年ピュリッツァー賞受賞。その後イラク戦争に従軍する兵士たちを取材するために新聞社を辞めバグダッドに赴く。著書に、『兵士は戦場で何をみたのか』『帰還兵はなぜ自殺するのか』(ともに古屋美登里訳、亜紀書房)。

「2024年 『アメリカの悪夢』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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