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本 ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784750518510
作品紹介・あらすじ
【推薦】松田青子さん(作家)
「おばさん」のように子どもたちを大切にすることができないのなら、私たちはなんのために歳を重ねるのだろう。
被害者を増やし続けるこの世界には、あまりにも大人が少ない。
《現代韓国を代表する作家として根強い支持を受けるチェ・ジニョン、待望の初邦訳。》
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雨の降るある日、いつもやさしかった親戚の男から性暴力を受けた高校生のジェヤ。
絶望に陥りながらも告発するが、周囲の大人たちの態度は冷たい。
性被害を受けた女性に対する偏見とそれを許容してしまう歪んだ社会……。
他者に起きた暴力に無関心でいることが、どれだけ暴力に加担することになるのか?
未来への不安の中、どのように自分の生きる道を探していくのか?
性暴力がもたらす恐れと怒りを日記形式で切々とつづった、隣にいる“あなた”に届けたい物語。
感想・レビュー・書評
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これは他人事ではない。世の中にはジェヤの「おじさん」が沢山いるから。ジェヤの悔しさが伝わってきて、悔しさで震え血の気が引いた。この本は子供からおばさんまで1人でも多く、沢山の女性に読んでもらいたい本だなと思う。特にジェヤからジェニへの手紙は自分に宛てられた手紙だと思って読んで欲しい。
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仲良くしていた親戚から性暴力を受け、世界が一変した。日記形式でつづられている。心が痛くなる描写あり。
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出版社(亜紀書房)のページ
「となりの国のものがたり」シリーズ13
https://www.akishobo.com/book/detail.html?id=1182
内容紹介、目次、著訳者紹介
◤推薦◢ 松田青子さん(作家)
「おばさん」のように子どもたちを大切にすることができないのなら、私たちはなんのために歳を重ねるのだろう。
被害者を増やし続けるこの世界には、あまりにも大人が少ない。