へたな旅

  • 亜紀書房 (2024年11月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784750518602

作品紹介・あらすじ

情報があふれかえる今だから、

せめて旅くらいはアナログがいい。



ふらり各駅電車で出かけ、街の銭湯でさっぱりしたら、気楽な酒場で一杯やる──。

還暦を迎えた人気画家が愛好する「酒・食・風呂」の悦楽を、滋味ゆたかにつづる、しぶい旅の味わい方。



**********



雑誌や書籍、映画『かもめ食堂』のイラストでもお馴染みの人気画家、牧野伊三夫さん。

今年還暦を迎えた画人は、老若男女から愛される風流な趣味人であり、無類の酒、食、銭湯の愛好者としても知られる。そんな牧野さんが手ほどきするちいさな旅の醍醐味。

みんなの感想まとめ

旅、食、そしてお酒と銭湯をテーマにしたこのエッセイは、気楽でしぶい旅の魅力を存分に味わわせてくれます。著者は還暦を迎えた人気画家で、各駅電車を利用してふらりと出かけ、地元の銭湯や居酒屋でのひとときを描...

感想・レビュー・書評

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  • 旅、食べ物、お酒と銭湯、に大別されたエッセイ。読んでいて共感する点が多いし、私自身もその旅に同行したかの錯覚を覚えるほど。知っている温泉、ホテルもあったが、もう一度この本と共に旅したい気持ちにさせられた。特に東京の食べ物屋、居酒屋は現在でも営業しているのかを検索しながらピン付けしながら読んだのでもはや情報誌の役割を兼ね備えていた。

  • この気ままな生き方にあこがれますな。還暦を迎えた画家が、ふらりと各駅電車で出かけ、街の銭湯でさっぱりしたら、気楽な酒場で一杯をやる。
    いいな、「酒・食・風呂」の悦楽を・・情報があふれかえる今だから、せめて旅くらいはアナログがいい。

    あの町、この町、しぶい飲み方、しぶい旅の味わい方、しぶい楽しみ方、今やお酒が沢山飲めなくなりましたが、憧れます・・町探索ぐらいはできそう。

    まずは、当てもなく各駅電車に乗ることから始まりですな。

  • ぶらりと電車に乗り、たどり着いた旅先で温泉に入り、好みの店でお酒を飲む。
    気に入った風景があれば絵に納める。
    そしてそこが気に入ればまた訪れる。
    すごく魅力的。
    私の実家近くの場所も書かれていて凄く嬉しかった。

    笑えて、じんとくる素敵な一冊でした。

  • 牧野さんの文章から滲み出るレトロ感がたまらない。何度でも読み返して、少しでも薫陶を受けたい。

  • 時間に追われて急ぎすぎてないか?牧野さんのエッセイを読むといつも思う。

    酒の味も料理の味もふとした風景も当たり前のように通り過ぎていちいち味わってない。だから忙しさにかまけて身の回りのことを大切にしてない。そんなことを思い知らされる。料理を作る時間を、料理や酒を味わう時間を、風呂に入る時間を、風景を眺める時間を大切にしたい。そう思わせる本。

  • ぶらりと電車で出かけ、銭湯に入ったら酒場で一杯。画家の牧野伊三夫さんが旅先で出会った人や店、食べものなどについて綴った文章をまとめた一冊。牧野さんの文章はシンプルで読み心地がよい。食いしん坊というだけあって、美味しそうなものがたくさん出てくる。

    詩人とウソをついて一句詠むエピソードが可笑しい。(「きゅうりと、なすは、ともだちです」)

  • 画家である牧野さんの趣味は、ローカル鉄道で予約も予定もなしで出かけていき、小さな駅の温泉宿で湯に浸かり、居酒屋で飲み食いするもの。なんて羨ましい。この本には、行き先での出会いや土地の人との付き合い、美味しいものなどが並んでいる。簡単なことなのだから、自分もやれば良いのにと思ってしまう。いや、やってみよう。そんな憧れとその気にさせる一冊。

  • スケジュールを細かく決めて旅行をするのはもうやめよう……九州をあてなくふらふら旅する道中で、この本をのんびりと読んでそう感じた。
    などと感じつつ、こういう旅のスタイルに片足突っ込んでいる自分だが、この本を読み進めると自分はまだまだ修行が足りないなとも思った。
    まずは知らない街で酒場を求めて何時間も歩くところから、かな。

  • ふむ

  • 東京旅行中に立ち入った書店で目に止まり購入しました!
    帯の「情報があふれかえる今だから、せめて旅くらいはアナログがいい。」という言葉にきっと羨ましい気持ちを抱いたのだと思います。
    僕は事前に行きたい場所を調べ、電車を確認し、どちらかと言うと計画的に旅行をしていました。そこで出会ったこの作品。読んでいてこういう旅がしたい!と思ってしまいました。
    羨ましい気持ちを抱くと同時に共感できる部分もあり、それがまた読み進める手をとどんどん加速させていきました。
    牧野さんは画家ということで、僕も旅行で回ったあれこれを絵に書いてみました!影響されやすい性格で笑
    よし、1人で旅に出て酒飲んで温泉入ってダラダラしよっと。

  • 旅、たべもの、お酒と銭湯に大きく分かれているようで、内容はどの文章にも食べたり飲んだりぶらぶらすることの喜びが書かれている。行ってみたくなる所や懐かしく思い出す所もあり、楽しく読了

  • 絵と酒とご飯と温泉と。
    好きなものをおすそ分けしてもらっているような気になる。
    函館北斗駅の鰊みがき弁当とやらを食べてみたい。

  • 旅と飯と酒の本。
    それぞれに対する向き合い方が大変に羨ましい。
    が、地方の発展をネガティブに発信するのは好みじゃない。

  • 観光スポットを巡るとか、テーマパークへ行くとかそういう大きな目的なしでただその町をふらっと楽しむためだけに、電車でゆっくり旅に行きたくなる

  • 食べる、飲む。放浪画家のふらり旅。旅先での多くの出会い、路地裏の隠れた名店探しなど。各地のスケッチもそれぞれ味がある。
    近年、食べ歩き、飲み歩き本が勃興しているが、本書はその中でも屈指の出来。人生の機敏、味わいがある。

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著者プロフィール

牧野 伊三夫(まきの・いさお):1964年北九州市生まれ。画家。絵画のほか、音楽家との即興制作などを試みる。銭湯や酒場を訪ねてまわるのが趣味。著書に『僕は、太陽をのむ』(港の人)、『かぼちゃを塩で煮る』(幻冬舎)、『画家のむだ歩き』(中央公論新社)、『アトリエ雑記』(本の雑誌社)、『牧野伊三夫イラストレーションの仕事と体験記1987-2019』(誠文堂新光社)、絵本『十円玉の話』『塩男』(あかね書房)などがある。2022年度東京アートディレクターズクラブ原弘賞ほか受賞。美術同人誌『四月と十月』同人・発行管理人。北九州市情報誌『雲のうえ』編集委員。東京都在住。

「2024年 『のみ歩きノート』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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