リルケ詩集

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  • 亜紀書房 (2025年3月22日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (360ページ) / ISBN・EAN: 9784750518695

作品紹介・あらすじ

◉あなたのお護りとなる詩がきっとある。──近代詩の巨人リルケの不朽の名作たちを、伝説の名訳で。

◉リルケの全作品から詩人・文学者片山敏彦が選んで編んだベストセレクションに、共感に満ちた若松英輔の長編解説を付し、美麗な装丁で復刊。



**********



 日常の中で飢えている 貧しい言葉たちを

 目立たない言葉たちを ほんとうに私は愛する。



 私の祝祭の中からいろいろな光彩を取り出して、私は彼らに贈ろう。

 そうすると彼らは微笑して おもむろに晴れやかになる。

 ────「日常の中で飢えている言葉」より





 「時の無いひろい第二の生活」、時刻とは異なるもう一つの「時」に司られた世界、そこを生きることができるのは詩人だけではない。

 詩人の言葉を読む者にも道は照らし出されているのである。

 ────若松英輔(解説より)

感想・レビュー・書評

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  •  知らない町や、新しい商業施設に入れば、そこの本屋を覗くことにしている。その地域特有の特集棚があったり、その店の個性を活かした整理、陳列してあるのを眺めるのが楽しい。
     そんな感じで、ふらっと初めて入った書店で、レジ前の目立つ棚に本書はあった。詩集がレジ前というのは珍しい?

     リルケは言わずとしれた、ドイツ語文学における代表的存在。その詩は象徴主義や19世紀以降のモダニズムに影響を受け、深い哲学的洞察と美しい言語表現を特徴とする。

     そんなことより、手にして、ふと開いたページにあった
     「われらは忙しく」が、妙に心に刺さったので購入してみた。
     有名な、『オルフォイスのソネット』の一篇だ。

     訳者片山敏彦氏による、全時代を網羅した選と、この春(2025年)、新装再販ということで、3種類ある綺麗な装丁も気に入った。

     本棚の隅に、ちょこんと置いてあると、なにやら高尚な読書をしている雰囲気も漂いそうだ。

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著者プロフィール

1875年12月4日、プラハに生まれる。オーストリアの陸軍士官学校を中退、プラハ、ミュンヘン、ベルリンと転居を重ねる。この間詩のみならず小説や戯曲を発表する。1899年と1900年、ロシアへ旅行、詩作へつながる感動を受ける。1901年、女流彫刻家ヴェストフと結婚。1902年、単身パリに立つ。芸術家の精神をロダンから学び、『新詩集』(1907)へと結実、1910年、パリ生活の孤独な悲しみと憂鬱を小説『マルテの手記』に書く。第一次大戦後、1921年、スイスに移り、詩集『ドゥイノの悲歌』『オルフォイスへのソネット』を完成させる、1926年12月29日、白血病の悪化により死去。

「2025年 『リルケ詩集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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