ボクの満州―漫画家たちの敗戦体験

  • 亜紀書房
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本棚登録 : 50
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (246ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784750595245

作品紹介・あらすじ

赤塚不二夫、ちばてつや、森田拳次、古谷三敏、北見けんいち
旧満州育ちの漫画家9人による画文集。戦争の悲惨さと、時代に翻弄されながらも逞しくしたたかに生きた人々の姿を、少年の眼を通して描いた。マスコミ各紙誌絶賛! 中国残留孤児支援チャリティー絵葉書も発売中

感想・レビュー・書評

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  • 扉絵がそれぞれ収録されていて
    『ぼくらが出会った戦争』よりは読みやすい。

    それぞれ、父親の職業とか、引き上げ時父親がいるか否かとかなぜ中国に行ったのかも知れたり。

    衝撃だったのが『ぼくらが~』でたんたんと妹が亡くなったと語っていた赤塚氏が
    泣きながら、かわいそうだと漏らしていたという記述。
    達観するレベルなのかと思っていたので
    そうだよなぁ、悲しかったよなぁ、と
    赤塚氏に謝りたい。。。

    今作に記載されている漫画家さんたち、今どれくらいの人がご存命なのだろう。。。

  • 巻末の座談会の日付は1995年3月30日。その後お亡くなりになった方もおられるので、このメンバーが一堂に会することは二度とない。
    ’95年出版。当時のPRCは’89《天安門事件》で国際的信用を失い、唯一救いの手を差し伸べた日本の好意をなんとしても買わねばならない立場だった(GDPは日本の数十分の1)。戦後50年を経て満州体験が公に語られるのは初めて?それまでは「満州国」と言うことさえ『支那の夜』さえはばかられ‥中国人を救ったとはアメリカの大義だから?/八路軍(ソ連に後援された)は《満州国》を狙っていた。「土地を奪われた満州国では恨みが深かった」とあるが、数万〜数十万が処刑されるほどの悪政か?毛沢東の暴政と比較して?

  • 赤塚不二夫ほか、上田トシ子、ちばてつやなど、旧満州育ちの漫画家の回想録。戦後50年ということで出た企画だが、これ書いている2015年現在、もう一度大事に読み返したいなと思う本です。

  • 僕の子供がちょうど、この本の赤塚不二夫さんらと同じ位で身につまされる。戦争を記憶している世代が減って行く今こそ、読んでおきたい。

  • 戦争体験は引き継がねばならないと痛切に感じました。政治も国家の運営もどうしたら戦争を避けることができるかを第一に考えるべきです。

  • 「これでいいのだ!!」は、起きてしまったことを自分のこととして、受入れる懐の広さがないと言えません。

    バカボンのパパの名言「これでいいのだ!!」のルーツが、まさか大陸にあったなんて思いもしませんでした(*ノ-;*)

    http://life--design.com/book/2012/01/post-179.html

  • 壮絶な体験が並ぶけれども、一方で大陸的な茫洋さもあって、いちいち被害者意識にまとまらないのが育ちというものだろうかと思う。

  • 赤塚不二夫、ちばてつや、森田拳次、古谷三敏、北見けんいち達、旧満州育ちの漫画家の回想録。赤塚漫画のこれでいいのだー、の意味がわかります。森田拳次の「人間悪くても、たかが死ぬだけじゃないか」は、なぜかずっと覚えている。

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著者プロフィール

1935年9月14日、旧満州に生まれる。手塚治虫の『ロストールド』に影響を受け、漫画家を志す。56年、『嵐をこえて』でデビュー、伝説のトキワ荘に入居する。62年、『おそ松くん』と『ひみつのアッコちゃん』の連載を開始。イヤミが口にする「シェー!」の言葉やポーズは日本中で大流行した。67年には『天才バカボン』と『もーれつア太郎』の連載が始まり大ヒット。バカボンのパパやウナギイヌ、ニャロメなど数多くのキャラクターを生み出した。主要な作品はアニメ化され、「ギャグ漫画の王様」とうたわれる。ほか代表作に『レッツラゴン』『ギャグゲリラ』など。98年に紫綬褒章受章。2008年8月2日没。享年72。

「2018年 『コアでいいのだ! 赤塚不二夫』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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