田んぼの忘れもの

著者 :
  • 葦書房
4.00
  • (1)
  • (1)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 8
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (195ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751206454

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 読みながら
    頭の中では ずっと
    一曲の「歌」が流れていました。

    全国を自作の「歌」と共に巡った
    フォークシンガーの笠木透さんが
    1997年に作詞をされた一曲です

    「水田」 詩:笠木透 曲:岩田美樹

    山の斜面を 切り拓き
    石を掘り起こし 平らにする
    出てきた石で 石垣積んで
    畔を築いて 水田つくる

    ※ここに 生まれたのだから
     この土で 取れたものを食べ
     ここで 働いて
     この土に 帰っていくのです

    森のはずれから 水路を引いて
    上の水田から 下の水田へ
    土も砂も 流すことなく
    水はゆっくり 流れていく

    ※ くりかえし

    トンボが飛び クモが巣をかけ
    ゲンゴロウ ミズスマシ
    水をたたえた 小さなダムで
    陽射しをあびて 稲がゆれる

    ※ くりかえし

    麦を捨てて 豆を捨てて
    ここまで来て 米を捨てる
    百姓はもう 必要はないらしい
    この国はそう 決めたらしい

    ※ くりかえし

    森から水田へ 水田から川へ
    稲を育てて 水は流れる
    大地と生命を 守ってきた
    水田を捨てて どこへ行く

    ※ くりかえし

    あれから、
    20数年が経とうとしています
    この国は どこに向かって
    いこうと しているのでしょう

  • よしぴーー!!どこ?!

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

宇根 豊  農と自然の研究所代表。1950年、長崎県生まれ。福岡県農業改良普及員時代に減農薬の稲作を提唱。1989年に就農し、農の有り様と真価を問いかけ続ける。著書に『農本主義へのいざない』など。

「2021年 『半農半X これまで・これから』 で使われていた紹介文から引用しています。」

宇根豊の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×