トビアと天使

制作 : Susanna Tamaro  高畠 恵美子 
  • あすなろ書房
3.60
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本棚登録 : 33
レビュー : 9
  • Amazon.co.jp ・本 (151ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751518137

感想・レビュー・書評

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  • 児童書だけど哲学的。「運命」をめぐるおはなし。トビアというのは主人公がなりきるイヌの事。

  • 失ってからじゃ遅いのですよ。遅くなってしまうこともあるのですよ。
    そんなことになるまで、子供のことを見失ってしまう親というのは、その間いったい何を見ているのでしょう。
    この本を読む限りでは、自分しか見えてないとしか思えません。
    学校もそう。教える対象である生徒自身をきちんと見ないで、いったい何が教えられるのでしょう。
    こういうお話を読むたびに怖くなります。
    私もその一員なのかもしれませんね。生徒を見失うことのないようにしたいです。

  • 綺麗な色の表紙だったので手に取る。
    なんかほっこりいい話系かと思ったら、いい話はいい話なんだが、主人公の置かれている環境はなかなか厳しかった。
    喧嘩の絶えない両親に、理解のない学校。
    居場所のない彼女のたったひとりの理解者、庇護者である祖父。
    決まった日に決まった時間、必ずきてくれていたその祖父が突然来なくなる。
    大切な人の不在に混乱し、孤独を深める少女は友人の木の言葉に背中をおされ、家を飛び出す。

    彼女にとって心を通わせられるのは人、ではなく、
    木や、猫や、車たちだったから。

    父や母が彼女に与えた苦痛をもたらす言葉たちを
    色で表現したところが素敵。
    たしかに同じ言葉にも、いろいろ種類があると思う。
    宝物な言葉を
    私はいつも本がもらってきたけれど、
    それが人であることを、少し羨ましくおもう。
    素敵なおじいちゃんだなーっと。

    家を出たあとのもろもろは、本当のような、夢のような。
    いきなり天使がでてきたのにはびっくりしたな。
    守護天使ねえ。
    ずっと誰かに見守られてるってのは素敵なおとぎ話だと思うな。

  • 数年ぶりに再読。初めて読んだ十年くらい前と変わらず、図書館の、児童書の棚でひっそりと藍色の背表紙が出迎えてくれました。この装丁がとても好きで、内容はほとんど忘れているのにときどき本の存在を思い出すくらいです。
    七、八年ぶり、もっとかもですが、ひさしぶりに読んでみて、やっぱり好きだなあと思いました。居場所を探す話が好きです。この本の全体にただようもの悲しさ、さびしさ、いとしさ、かわいくて、もどかしくて、やわらかで大好きです。

  • 別に泣くとこないのに号泣した

  • 好きだなあ

  • 心のより所を失い家出をしてしまうマルティーナ。そのいくさきを彼女にだけ見える小さな天使が見守ってアドバイスしてくれる。
    運命さがしをする小さな少女と奇妙な人々と、天使のふわふわしたやさしいお話。最後は素敵にハッピーエンド。

  • トビアとおじいちゃんの会話がすごーくステキなの!ほんわかした表現がだいすき(*^v^*) だいじなことを思い出させてくれるよ♪

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