風が吹くとき

  • あすなろ書房
4.07
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本棚登録 : 668
感想 : 111
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  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784751519714

感想・レビュー・書評

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  • 裏表紙に
    「ブラック・コメディーの傑作…笑えるうえに大胆」
    (ザ・ガーディアン紙)
    「大傑作である本書は、買うだけの分別をもった読者を楽しませるだけでなく、ショックを与え、考えさせるだろう」
    (カソリック・ヘラルド紙)

    などのコメントがありますが、私は全く笑えませんでした。


    退職後イギリスの田舎町に引っ越したジムとその妻。
    核戦争が始まり、核シェルターを家の中に作って避難しますが、庭の畑は焼け焦げ、放射線の被害で健康被害がでますが、老体の二人は老化と勘違いをします。


    月並みな言葉ではありますが、核戦争だけは起こしてはならないと思いました。
    でも、実際日本人は核の恐怖におびえるだけで、何もできないのですよね。
    北朝鮮、怖いです。





    ※今、スマホが故障して使えないので、PCでブクログもTwitterもみています。PCだと、タイムラインが途中までしか追えないので、いいね!ができないことがありますので、漏れがあったら申し訳ありません。<m(__)m>

    • 土瓶さん
      まことさん、こんばんは~^^
      おめでとうございます!
      15000円。おっきいですよね~。
      最近はセブン以外の店でもナナコつかえるとこが...
      まことさん、こんばんは~^^
      おめでとうございます!
      15000円。おっきいですよね~。
      最近はセブン以外の店でもナナコつかえるとこが増えているようだし。
      う~ん。20000円チャージでプラス5000円ですか。
      僕ならチャージします。5000円って大金ですもんね。
      でも、使いきれなかったら意味ないから、どのくらいの頻度でナナコが使える店に行くかどうかってことかな。
      考えどころですね。

      プチ贅沢。いいですね~♪
      なにがいいかなー(#^.^#)
      肉! フルーツ! スィーツ! 餅! 鍋! 刺身!
      い、いかん。俺が食べるわけじゃないのに考えただけでよだれが(笑)
      2023/01/13
    • まことさん
      土瓶さん♪

      お返事ありがとうございます。
      ナナコが使えるお店は、自宅から一番近いスーパーなので、夏場はよく行くのですが、冬場は地元の別の老...
      土瓶さん♪

      お返事ありがとうございます。
      ナナコが使えるお店は、自宅から一番近いスーパーなので、夏場はよく行くのですが、冬場は地元の別の老舗スーパーが、車で、売りにきてくれるので、行かなくなってしまったのです。20000円チャージは2月いっぱいと聞いてきたので、2月は、まだ、出かけないかも、と思い…。今日なんか、暖かくて自転車で歩く人もいたのですが。歩いても15分かからないけど、なんか、出不精になってしまって。

      プチ贅沢で、私が一番食べたいのは、ハーゲンダッツアイスクリームかな?まだ、家の冷蔵庫に買い置きがあるんですけど、ね。
      ではでは、本当にありがとうございました!
      2023/01/13
    • 土瓶さん
      冬場のアイスも(๑•̀ㅂ•́)و✧
      冬場のアイスも(๑•̀ㅂ•́)و✧
      2023/01/13
  • 原題は“When the Wind Blows”。
    初老の夫婦を主人公に、核戦争の恐怖に直面する話。日常生活がある日を境に核で侵されていく。ゆっくりと確実に。
    言動も顔色も体調も日に日に悪化していく様子が分かる。恐ろしい。夫婦がかなりのんびりしているように見えるが仕方がない。国が推奨する個々の対策だけで、本当の情報は与えられていないのだから。現代にも通ずる考えさせられる内容。
    図書館では子どもの絵本コーナーにあったが、大人こそ読むべき本だと思う。

    「さむがりやのサンタ」や「スノーマン」で知られるレイモンド・ブリッグズ。その後はこのような大人向けの内容の話も描いたらしい。
    可愛らしい本を描くイメージがあったが、ブリッグズの作品をもっと知りたいと思った。

  • 子供の時観たのを思い出して図書館で借りてきた。そしたら再上映されるというニュース。たくさんの人に読まれるべき本。

  •  すでに評価は定まっていて、読んでいなかったボクが、ようするに、遅れていたわけだが、「エセルとアーネスト」というアニメを見て、がぜん読みたくなって読んだ。
     読んだといういい方がピッタリの「絵本」で、つまり、ページがコマ割りされていて、ようするに「マンガ」になっているわけ。老眼鏡便りの老人には少し辛いのだが、まあ、アニメの台本を読んでいる気分で読んで、やっぱり感心した。
     核の恐怖が話題の絵本だったが、ぼくは「ふつうの人の暮らし」の描き方が素晴らしいと思った。ぼくらはこんなふうに暮らして、こんなふうに滅んでいく。
     読み終えて、なんだかいいようのない哀しみと怒りを感じたが、新コロちゃん騒ぎの中で、妙にリアルな「ふつうの人たち」の姿だった。
     詳しくはブログに書きました。
      https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202004110000/
    「エセルとアーネスト」の感想もどうぞ。
      https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202003050000/

  • 中学生のころ、昼休みの図書室で読んだ本
    かわいい表紙に惹かれて読んだら、気分が悪くなりました
    はだしのゲンより恐ろしく怖かったです
    核兵器の絶望を、はだしのゲンより端的に、簡潔に描いていました
    童話チックなメルヘンな空気が、段々イヌカレー劇団のようなおぞましさに変身していきます
    読んだあと、その日一日は気分が悪くなっていました

    現国の教科書に載っている羅生門よりも、よほど印象に残りました
    ただ、思春期の感受性でこの本を読めたことは恵まれていように思いました

  • 先の大戦を生き延びて、長閑な田園地方で健やかな毎日を過ごしていた老夫婦のもとに、核戦争の勃発が一触即発の危機にあるという報道がもたらされます。ご主人は、図書館でもらってきたパンフレットや広報を参考に、核シェルタ-を造ろうとしますが、奥さんは朝食の支度に大わらわ。「また穴を掘るんですか? この前の戦争のときの防空壕みたいに」「いやいや、あれは時代遅れさ。もっと科学的な方法で、ドアにクッションや本をおいて造るんだ!」・・・広島の1000倍以上の威力をもつ敵ミサイルの発射、放射能汚染の雨と風が吹いてきて・・・。

  • どんな時も陽気で情勢をあまり気にしない奥さん。こんな感じで構えれたらかっこいいなあと思った。

    少しずつ身体が弱っていく姿は痛ましかった、、。街の他の人も被害にあってしまって、もういつもの暮らしはないこと、好きな行きつけの店も無くなってしまったんだろうなと想像するとやるせない。
    夫婦はそれを分かっていたのか、気づいてないのか。

    無力さも感じた。シェルターは役に立つんだろうけど、長い目で見るとみんな滅びてしまうのかな。
    世界情勢は気にしたいけど、日々の幸せや好きな人との時間は変わらない物だとも思った。

  • キノコ雲の表紙を見た時から覚悟してた。途切れることなく会話が続く、仲良し夫婦の数日。ただただひたすら楽しげに会話する夫婦の絵本。
    ……だけじゃなかった。

  • 大丈夫の呪いというか、何とか安心しようとして、逆に危険な状況から逃げられなくなる恐ろしさ。

    戦争は、しょうがなくない。
    核は、絶対に使ってはいけない。

  • 形式的にはマンガと言っていい作品です。ただ、内容は核戦争を題材としていますが、的はずれな夫婦の会話でホッコリさせられました。

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著者プロフィール

1934年~2022年。1973年に、『さむがりやのサンタ』でケイト・グリーナウェイ賞を受賞。代表作の『スノーマン』は文字のない絵本。アニメーションにもなり、世界中で長く愛され続けている。ほかの作品に『風が吹くとき』など。

「2022年 『スノーマン クリスマスのお話』 で使われていた紹介文から引用しています。」

レイモンド・ブリッグズの作品

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