- Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784751521113
感想・レビュー・書評
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約20年ぶり、小学校の朝読書以来に読んだ。読書好きになったきっかけの児童文学。
背表紙は色あせても内容は色あせていなかった!
村に水が流れてこなくなった理由を調べるため、ローワンと6人の村人たちが竜が住む山に登っていくという王道ファンタジー。
挿絵の雰囲気も相まってノスタルジックな雰囲気を感じる。やせっぽっちのうさぎくんと呼ばれているローワンの成長がみられるのもいい。
エミリー・ロッダは多様性を意識してこのシリーズを書いたそう。
海外で発刊されたのは1993年、日本が2000年。
当時学校ではダレン・シャンとかハリポタの方がメジャーだったけれど、私は断然『ローワン』と『セブンス・タワー』派だった。
しばらく児童文学中心に読もうかな。 -
話の展開も無理なく、おもしろかったし、何より主人公のローワンのキャラクターが好きだった。臆病でも、自分の大切なものの為に困難に立ち向かえる者が本物の勇者なのだと思う。
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登場人物たちが思いがけずきつい感じで、気になる場面は多々ありましたが、それでも面白くてどんどん話を進めることができました。
てっきりシリーズかけて川の秘密を探るかと思いきや、1冊完結型なので読みやすかったです。
機会があれば他のシリーズも読もうと思います。 -
子供の頃にハマった児童文学の一つです。ワクワクする冒険ファンタジーです。
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小学2年生の甥っ子ちゃんがオススメしてくれた本です。
家畜のバクシャーのためになんとか頑張りたい、という主人公のやさしさや振り絞った勇気が健気で、とても面白いお話でした。
私、架空の動物が出てくる物語って好きなんです。
その上主人公が、お母さんや友達ではなく大好きな動物のために頑張りたいと心を奮い立たせるので、応援したくなっちゃって。
また、凶暴だけど悪ではない、道理の分かる竜が登場したところも冒険ものの王道っぽくてワクワクしました。竜も好き♪
夏休みに甥っ子ちゃんと会ったら、どんなところが面白かったのかたくさんお話したいと思います。
ガキ大将タイプの子ではないので、怖がりながら進むのが本当の勇気、とか、恐れを知らないのは勇気があるのではなく愚か者、とかそんなところが響いたのかな。
それとも、私と同じようにバクシャーに会ってみたいな、とかそんな気持ちかな。
そんなことを考えながら読んだら、2割増しに楽しめました。。 -
冒険自体はありきたりなのかもしれません。登場人物すべての性格が詳細に書かれているわけでもありません。しかし主人公の少年の心は丁寧に描かれ、物語は進んでいきます。小さくて弱いものが本当に強い。ローアンは弱虫ながらも次々とやって来る難関を突破していきました。強靭な肉体や精神よりもやわらかい心が強いのだと気付かせる素敵な物語です。児童書ですが大人もぜひ。
古い本を話題にする機会がないのでこの場で。
原点の本...
古い本を話題にする機会がないのでこの場で。
原点の本は、本×場所(図書館とか)が混ぜ合わさって成り立ってるなと今回読んで思いました!子供の頃の記憶を辿りつつ、新たな視点で見えることもあって、懐かしいけど新鮮でした☆